「きょうの料理ビギナーズ」は、料理の基本を丁寧に解説し、初心者に向けてシンプルで失敗の少ないレシピを提供する料理番組で、学び直しにも最適です。
「きょうの料理」放送開始50周年を記念して、2007年に放送をスタートしました。
【放送日】2025.8.18(月)
【放送局】NHK
【番組名】きょうの料理ビギナーズ
【放送時間】Eテレ 月~水曜 21:25-
【再放送】Eテレ 火・水・翌月曜 11:25-
【企画名】夏はやっぱり!ひんやりそうめん
【料理人】大庭英子
【料理名】冷やしそうめん/トマトつゆ
暑い時季は冷たい麺!食欲がないときでもつるりん!
というワケで定番のそうめんをしっかり学びます。薬味による風味の変化を味わい、手作りめんつゆにもチャレンジ!
「そうめん」のゆで方
基本に立ち返って美味しくゆでる!
- 大きな鍋にたっぷりの湯(2L)を強火で沸かす。
- 煮立ったらそうめん(4把200g)をパラパラ入れ、袋の表示時間を目安にゆでる。
- 1度底から大きく混ぜてほぐし、再び煮立ったら火を少し弱める。
※ そうめんが常に踊っている状態に。
※ 吹きこぼれそうなときは火を弱める。 - ザルに上げ、すぐにザルごと水につけ、菜箸で混ぜる。
- 水をかえてもう一度つけて混ぜる。
- 粗熱が取れたら、流水で冷やしながら手でもみ洗いし、ヌメリを除く。
- ザルごと氷水に入れ、軽く混ぜながら10秒冷やす。
- ザルを引き上げ、上下に振って水けをしっかりきる。
「冷やしそうめん」
- キリリと冷やしたそうめんを、だしの効いためんつゆでシンプルに味わう
- 3種の薬味で風味の変化を楽しむ
そうめん:4把(200g)
めんつゆ:1カップ
みょうが:1個
細ねぎ:2~3本
おろししょうが:小1片分
① 下ごしらえ
・ ミョウガ(1個)は縦半分、横薄切り。
・ 細ネギ(2~3本)は2~3mm幅の小口切り。
② そうめん(200g)をゆでる。
③ 器にそうめんを盛り、めんつゆ(1カップ)、薬味を添える。
【1人分】400kcal
「万能めんつゆ」
- そばやうどんにも使える万能めんつゆ
- だし素材と調味料を一緒に煮るだけ
約400mL分
昆布(5cm四方):1枚
水:1.5カップ強
みりん:大さじ3
醤油:1/4カップ
削り節:10g
① 小さめの鍋に昆布(5cm四方)と水(1.5カップ強)を入れて弱火。
② 煮立ったらみりん(大さじ3)、醤油(1/4カップ)を加える。
③ 再び煮立ったら削り節(10g)を加えて中火。
④ もう一度煮立ったら弱火で2~3分煮る。
⑤ ザルで濾し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
※ 4~5日間を目安に使い切る。
【1人分】150kcal
「トマトつゆそうめん」
- トマトのうまみとさっぱり感
- トマトジュース使っちゃおうぜ(笑)
- めんつゆベースでそうめんとよくなじみ、酸味マイルド
そうめん:3~4把(150~200g)
【トマトつゆ】
完熟トマト:大1個(250g)
めんつゆ:1/3カップ
塩:小さじ1/4
青じそ:6枚
粗挽黒こしょう
① トマトつゆをつくる
・ トマト(250g)は横半分に切る。切り口をザルに押しつけて果汁をこし、皮、ヘタ、種を除く。
※ 下にボウルを置き、切り口を下にして手やスプーンでギュッと押しつける。
・ めんつゆ(1/3カップ)を少しずつ加えてのばし、塩(小さじ1/4)を加えて混ぜる。
・ 冷蔵庫で冷やす。
② 青じそ(6枚)は縦半分に切ってせん切り。
③ そうめん(150~200g)をゆでる。
④ そうめんを器に盛り、つゆ、黒コショウ(適量)を添える。
【1人分】300kcal
夏の麺料理
- 夏はやっぱり!ひんやりそうめん
- 冷やしそうめん
- 万能めんつゆ
- トマトつゆ
- 和えたり炒めたり!そうめんアレンジ
- いかとキムチのあえ麺
- そうめんチャンプルー
- ツナと水菜のあえ麺
- つるつるシコシコ!夏のうどん
- 大根おろしうどん
- 麻婆うどん
そうめんのプチ情報
そうめんについて簡単にまとめました。
- 概要
- そうめんは、小麦粉・食塩・水を練った生地を細くのばして乾燥させた極細麺
- 生産
- そうめん作りは、湿度が低くて晴れの日が続く時期が理想的
- 特に冬の寒く乾いた空気は、ゆっくりと麺を乾かすのに向いている
- 今は工場生産も増え、季節を問わず楽しめるようになっている
- 栄養のポイント(乾燥そうめん100gあたり)
- エネルギー:約350kcal
- 炭水化物:約70g(主なエネルギー源)
- たんぱく質:約10g(小麦由来の植物性たんぱく質)
- 脂質:約1g(とても少ない)
- ビタミンB群や鉄などを少し含む
※ゆでると水分を含むため、実際に食べる状態での数値は変わる。
- おいしく食べるコツ
- そうめんは炭水化物が中心なので、野菜や肉・魚、卵、豆腐などと組み合わせると栄養のバランスUP
- 冷やしてさっぱり、温かくしてほっこり
- アレンジの幅が広いのも魅力
- 歴史
- そうめんは中国から伝わった「索餅(さくべい)」がルーツとされる
- 奈良時代にはすでに食べられていたとも
- 現在のような細い乾麺になったのは室町時代ごろ
- 有名産地
- 兵庫県の「揖保乃糸(いぼのいと)」
- 奈良県の「三輪そうめん」
- 香川県の「小豆島そうめん」など
- 小ネタ
大庭英子さん情報
大庭英子(おおば えいこ)さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日:1952年生まれ
- 出身地:福岡県
- 職業:料理研究家
- 家族:非公開
- 経歴
- 研究家としての修業を経て独立
- 雑誌・テレビ・書籍などで活躍
- 料理教室を主宰し、家庭料理を中心に指導
- 料理スタイル:シンプルで実践的な家庭料理
- その他
- 『料理家歴40年プロが考えた 究極のはしょり飯』など著書多数
- 実用的でわかりやすいレシピが人気
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました。