「きょうの料理ビギナーズ」は、料理の基本を丁寧に解説し、初心者に向けてシンプルで失敗の少ないレシピを提供する料理番組で、学び直しにも最適です。
2007年に放送を開始しました。
【放送日】2025.3.18(火)
【放送局】NHK
【放送時間】月~水曜 21:25- 再放送有
【番組名】きょうの料理ビギナーズ
【企画名】炊き込みごはん
【料理人】藤野嘉子
【料理名】そら豆とハムの炊き込みごはん/わかめとタケノコの味噌汁
「春の華やか和食」
春の食材は、瑞々しく風味も彩りもよいものがたくさん出回ります。そんな旬の食材で華やかな楽しい和食をつくる企画であります。
炊き込みごはんのコツ
- 炊き込みごはんは、炊き上がってから具とごはんを混ぜ合わせる
- 大きめのボウルに移して広げながら混ぜると、ごはんが潰れにくく、水分が蒸発してふっくら
- 混ぜるときは、しゃもじで切るように混ぜるのが基本
- 大きな塊を切りくずし、上下を返しながらサックリ混ぜる
- 器に盛るときも、ごはんを潰さないようにふんわりと
- ごはんをしゃもじから滑らせるようによそう
- 箸がスッと入るくらいのふんわり感を目指す!
- こんもり山形に盛ると見た目にも◎
「だし」
水:3.5カップ(700mL)
昆布(7~8cm):1枚
削り節:15g
① 鍋に水(700mL)と昆布(1枚)を入れ、5分おく。
② 中火にかけ、底から泡が立ってきたら、昆布を取り出す。
③ 削り節を入れ、菜箸で沈める。10秒煮て火を止め、5分おく。
④ ザルに不織布ペーパーを敷き、③をこす。
⑤ ペーパーをたたみ、菜箸で押して軽く絞る。
※ 清潔な容器に移し、3~4日冷蔵保存◎
「そら豆とハムの炊き込みごはん」
- 大粒のそら豆のホクッと食感。
- ハムのうまみとやさしい色合いがそら豆にピッタリ。
- ※炊き込み可能か、炊飯器の取り扱い説明書を確認※
米:360mL(2合)
鞘付きそら豆:7本(300g)
薄切りハム:4枚(50g)
@だし:2カップ
@酒:大さじ2
@塩:小さじ1
① 米(2合)は洗い、ザルに上げておく。
・ そら豆(300g)は、鞘をねじってヒビを入れ、豆を取り出す。薄皮の黒い部分に切り目を入れ、手で薄皮をむく。
※ 薄皮を除くと色よく炊き上がる。
・ ハム(50g)は1cm四方。
② 米を炊飯釜に入れ、@(だし:2カップ、酒:大さじ2、塩:小さじ1)を加えてサッと混ぜる。
③ そら豆とハムを加え、軽く混ぜて普通炊飯。
④ 炊き上がったら、形のよいそら豆を飾り用に6粒取り分ける。
⑤ ごはんを大きめのボウルに移し、切るようにサックリ混ぜる。
⑥ 器に盛り、飾り用そら豆をのせる。
※ その炊飯器は炊き込んでも大丈夫?トリセツ確認!
【1人分】310kcal
「ワカメとたけのこの味噌汁」
- 旬の食材どうしは相性抜群。
- 新わかめは煮ずに、直接、器に入れて香りを生かす。
- 普通のわかめ(普通の…)なら、たけのこと一緒に煮る。
生食用新わかめ:40g
塩蔵は10g、水で洗って塩を落とし、水に5分つけて戻す
ゆでたけのこ:70g上のほうの柔らかい部分。
だし:3カップ
みそ:大さじ2
① 下ごしらえ
・ 新ワカメ(40g)はサッと水洗いして水けをきり、食べやすく切る。
・ タケノコ(70g)は縦半分に切ってから縦5mm厚さ。
② 小さめの鍋にだし(3カップ)、タケノコを入れて中火。煮立ったら火を弱め、味噌(大さじ2)を溶き入れ、火を止める。
③ 器にワカメを入れ、②を加える。
【1人分】50kcal
春の華やか和食
「三色ちらし&はまぐりと菜の花のおすまし」
「そら豆とハムの炊き込みごはん&わかめとタケノコの味噌汁」
「鶏肉の磯辺焼きアスパラ添え&春キャベツの肉巻き」
「あさりとスナップえんどうの酒蒸し&白身魚と豆腐のフライパン蒸し」
「茶碗蒸し&しらすとみつばの卵とじ」
「ほたるいかとアボカドの酢みそあえ&アスパラガスとスナップえんどうの白ごまあえ」
藤野嘉子さん情報
藤野嘉子(ふじの・よしこ)さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日: 1957年5月30日
- 出身地: 東京都
- 職業: 料理研究家
- 家族
- 夫:フランス料理シェフ、藤野賢治さん
- 次女:菓子研究家
- 子ども:3人(詳細は非公開)
- 経歴
- 学習院女子高等科卒業
- 香川栄養専門学校製菓科 卒業
- 在学中より「キユーピー3分クッキング」でアシスタントを務める
- 卒業後、料理研究家の助手を経て、1985年に独立
- 雑誌・テレビ・料理講習会などで幅広く活動
- NHK番組や出版物などでも活躍
- 料理スタイル
- 「プロの技術」と「家庭的なセンス」を併せ持つ、つくりやすくて温かみのあるレシピ
- 暮らしに根ざした丁寧な食生活を大切にし、「心があたたまる料理」を提案
- その他
- 東京・日本橋で、夫・次女とともに料理教室兼コーヒースタンド「カストール」を営む
- 暮らしやすさを重視し、小さな住まいでの丁寧な生活を実践
- 多数の料理本・エッセイも出版、温かみのある文体で人気
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました。