「きょうの料理ビギナーズ」は、料理の基本を丁寧に解説し、初心者に向けてシンプルで失敗の少ないレシピを提供する料理番組で、学び直しにも最適です。
「きょうの料理」放送開始50周年を記念して、2007年に放送をスタートしました。
【放送日】2025.3.25(火)
【放送局】NHK
【番組名】きょうの料理ビギナーズ
【放送時間】Eテレ月~水曜 21:25-
【再放送】Eテレ火・水・翌月曜 11:25-
【企画名】だしで風味よく「卵料理」
【料理人】藤野嘉子
【料理名】茶碗蒸し/しらすとみつばの卵とじ
「春の華やか和食」
春の食材は、瑞々しく風味も彩りもよいものがたくさん出回ります。そんな旬の食材で華やかな楽しい和食をつくる企画であります。
「だし」
水:3.5カップ(700mL)
昆布(7~8cm):1枚
削り節:15g
① 鍋に水(700mL)と昆布(1枚)を入れ、5分おく。
② 中火にかけ、底から泡が立ってきたら、昆布を取り出す。
③ 削り節を入れ、菜箸で沈める。10秒煮て火を止め、5分おく。
④ ザルに不織布ペーパーを敷き、③をこす。
⑤ ペーパーをたたみ、菜箸で押して軽く絞る。
※ 清潔な容器に移し、3~4日冷蔵保存◎
「しらすとみつばの卵とじ」
- パパッとつくれる簡単おかず。
- シラスのうまみとミツバの香りを卵がやさしく包み込む。
根みつば
・春に登場するのが根みつば。
・根がついた状態で売られ、根元に近い部分が白い。
・茎が太く、食べごたえアリ。
しらす干し:40g
根みつば:100gなければミツバ(糸みつば、切りみつば)70g
卵:2個
@だし:1カップ
@酒:大さじ1
@みりん:大さじ1
@醤油:小さじ1
@塩:少々
① 下ごしらえ
・ 根みつば(100g)は根を切り落とし、4cm長さに切って葉と茎に分ける。
・ 卵(2個)は軽く溶きほぐす。
② 鍋に@を入れて中火、しらす干し(40g)、根みつばの茎を加える。
③ 煮立ったら根みつばの葉を加えて混ぜる。
④ 溶き卵を回し入れ、鍋を軽く揺すりながらだしと合わせてふんわりさせ、半熟状に火を通す。
【1人分】130kcal
「茶碗蒸し」
- フライパンで手軽につくるレシピ。
- 卵液はザルでこして口当たりをなめらかに。
- 弱火でじっくり蒸してフルフルに仕上げる。
- 卵とだしの黄金比
- 卵1:だし2.5の割合にすると、ちょうどよい柔らかさ。
- 茶碗蒸しの器
- 耐熱性があり、シンプルな寸胴型で、厚手のものが◎。
- そばちょこや湯飲み、ココットのようなものが向いている。
【卵液】
卵:1個
だし:3/4カップ
醤油:小さじ1/2
塩:小さじ1/4
筋なし鶏ささみ:1本(50g)筋がある場合は、取り除く
生しいたけ:1枚(15g)
みつばの葉:適量
① 下ごしらえ
・ 椎茸(15g)は軸を切り落として薄切り。
・ ささみ(50g)はそぎ切り。
・ ボウルに卵(1個)をよく溶きほぐす。
・ だし(3/4カップ)に醤油(小さじ1/2)、塩(小さじ1/4)を加えて混ぜ、卵に加えてよく混ぜる。ザルでこして、卵白の塊などを取り除く(卵液)
② 耐熱器に具材を入れ、卵液を注ぐ。
※ 椎茸を下にするとささみが器にくっつきにくい。
③ フライパンに不織布ペーパーを敷き、器をのせて安定させる。
④ フライパンに水(カップ1.5~2)を注いで蓋、強めの中火にかける。煮立ったら弱火にして9~10分蒸す。
⑤ 火を止めて蓋を外し、竹串を刺して澄んだ汁が出たら蒸し終わり。
※ 卵液が出たら、弱火でさらに1~2分蒸す。
⑥ ミツバをのせる。
【1人分】70kcal
春の華やか和食
「三色ちらし&はまぐりと菜の花のおすまし」
「そら豆とハムの炊き込みごはん&わかめとタケノコの味噌汁」
「鶏肉の磯辺焼きアスパラ添え&春キャベツの肉巻き」
「あさりとスナップえんどうの酒蒸し&白身魚と豆腐のフライパン蒸し」
「茶碗蒸し&しらすとみつばの卵とじ」
「ほたるいかとアボカドの酢みそあえ&アスパラガスとスナップえんどうの白ごまあえ」
藤野嘉子さん情報
藤野嘉子さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日: 1957年5月30日
- 出身地: 東京都
- 職業: 料理研究家
- 家族
- 夫はフレンチレストラン「カストール」のシェフ、藤野賢治さん
- 3人の子ども
- 経歴
- 学習院女子高等科卒業後、香川栄養専門学校製菓科に入学
- 在学中から「キューピー3分クッキング」でアシスタントを務め、料理研究家の助手としても活動
- 1985年に独立し、フリーランスの料理研究家として、雑誌やテレビ、料理講習会などで幅広く活動している
- 料理スタイル
- 和食を中心に、洋風や中華などの幅広いジャンルをカバー
- 家庭で簡単に作れるレシピを提案し、自然体で心温まる料理が特徴
- その他
- 夫とともに料理教室を開催し、多数の著書を出版
- シンプルで心豊かな生活を実践するため、小さな家に転居して暮らしている
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました。