「きょうの料理ビギナーズ」は、料理の基本を丁寧に解説し、初心者に向けてシンプルで失敗の少ないレシピを提供する料理番組で、学び直しにも最適です。
「きょうの料理」放送開始50周年を記念して、2007年に放送をスタートしました。
【放送日】2025.4.21(月)
【放送局】NHK
【番組名】きょうの料理ビギナーズ
【放送時間】Eテレ 月~水曜 21:25-
【再放送】Eテレ 火・水・翌月曜 11:25-
【企画名】ふっくら!照り焼き
【料理人】藤野嘉子
【料理名】さわらとたけのこの照り焼き/たけのこの木の芽あえ
「サワラとタケノコの照り焼き」
- 旬のサワラをふっくらテリテリに。
- 粉をつけて焼くとキレイな焼き色がつき、タレもからみやすい。
- 甘辛ダレがピッタリ。
茹でたけのこ:1/2本(120g)
さわら:切り身2切れ(180g)
木の芽:4枚 粉山椒でも◎
小麦粉
油
【照り焼きのたれ】
酒:大さじ1.5
みりん:大さじ1.5
醤油:大さじ1.5
① 下ごしらえ。
・ タケノコ(120g)は縦半分に切る。
・ かたい下の部分は7~8mm厚さの半月切り。
・ 上の方は4等分のくし形。
※ タケノコ部位の特徴→コチラ
※ 白い粒は食べられるが口当たりが悪いので、水で洗い竹串などで除くのが◎
・ 水けをふき取る。
・ 照り焼きのタレの材料(酒:大さじ1.5、みりん:大さじ1.5、醤油:大さじ1.5)を混ぜ合わせる。
② サワラ(180g)は皮を上にして半分に切り、サワラとタケノコに小麦粉(適量)をまぶす。
※ 軽くはたいて余分な粉を除く。キレイな焼き色がついてタレも絡みやすい。
③ フライパンにサラダ油(小さじ2)を入れて中火。
④ サワラを皮目を下にして並べ、タケノコも加えて各面じっくり焼く。
⑤ 全体に焼き色がついたらタレを回し入れ、蓋をして2分蒸し焼き。
⑥ 蓋を外し、タレをかけながら煮詰め、トロリとしたら出来上がり。
※ 何度も返すと身が崩れる。
⑦ 手をくぼませて叩き、香りを立たせた木の芽(4枚)をあしらう。
【1人分】280kcal
「タケノコの木の芽あえ」
- たけのこは下煮してから和える。
- 木の芽の香りがごちそう♪
ゆでたけのこ:1/2本(120g)
木の芽:10枚
@酒:大さじ2
@みりん:大さじ1
@醤油:大さじ1/2
ⓑみそ:大さじ1
ⓑ砂糖:大さじ1
① タケノコ(120g)は1.5cm角、洗って水けをきる。
② 鍋に入れ、@(酒:大さじ2、みりん:大さじ1、醤油:大さじ1/2)を加えて中火。
③ 煮立ったら弱めの中火で2分、煮汁がなくなるまで煮る。バットに取り出して粗熱を取る。
④ 木の芽(10枚)は包丁で細かく刻む。
⑤ ボウルにⓑ(味噌:大さじ1、砂糖:大さじ1)を入れてよく混ぜ、木の芽を加えて混ぜる。
⑥ タケノコを加えてあえる。
【1人分】80kcal
いまどき春レシピ
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「たけのこ」のプチ情報
- 白い粉の正体は?
- たけのこの切り口や表面に見られる白い粉は「チロシン」という成分。
- チロシンはアミノ酸の一種で、体の代謝を助けたり、気分を安定させる物質の材料になる。
- 美肌や成長ホルモンと関わりがあるとされる。
- 体にとって悪いものではないので取り除かなくてOK。
- 食物繊維たっぷり
- たけのこには「不溶性食物繊維」が多く含まれている。
- 腸の動きを助けて便通を良くする働きがある。
- ワカメと一緒が◎
- 「わかたけ煮」
- ワカメには「水溶性食物繊維」が豊富。
- たけのことワカメを組み合わせると、2つの食物繊維がバランスよく取れて腸内環境を整えやすくなる。
- 結果として、肌の調子が整う効果も期待できる。
- アク抜きのポイント
- たけのこは掘ってから時間が経つと「えぐみ(アク)」が出やすくなる。
- 掘りたては生でも甘くてやわらかいが、一般には「米ぬか」や「唐辛子」を入れて茹でてアクを抜いて使う。
藤野嘉子さん情報
藤野嘉子さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日: 1957年5月30日
- 出身地: 東京都
- 職業: 料理研究家
- 家族
- 夫:フレンチレストラン「カストール」のシェフ、藤野賢治さん
- 子ども:3人(詳細は非公開)
- 経歴
- 学習院女子高等科卒業
- 香川栄養専門学校製菓科 卒業
- 在学中から「キユーピー3分クッキング」にアシスタントとして参加
- 卒業後、料理研究家の助手を経て、1985年に独立
- 雑誌・テレビ・料理講習会などで幅広く活動
- 料理スタイル
- 和食をベースに、洋食・中華も含めた家庭料理全般
- シンプルで自然体、日常の中で実践できる「心があたたまる料理」を提案
- その他
- 夫とともに料理教室「ふじの食堂」を主宰(不定期開催)
- 暮らしやすさを重視し、小さな住まいでの丁寧な生活を実践
- 多数の料理本・エッセイも出版しており、温かみのある文体で人気
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました。