毎日食べたい!平仲亜貴子さんの「トマト活用術」です。
第7回は「万能トマト調味料」。
自家製のケチャップとトマトソースは、加える調味料をシンプルにして、トマトの旨みを生かしたレシピです。
早速学んでまいりましょう!
トマト活用術
① トマトの種類&切り方
② パパッとトマト
③ まんぷくトマト
④ 残念トマトが大変身
⑤ 絶品!トマトだし
⑥ 万能トマト調味料~和風&中華
⑦ 万能トマト調味料~ケチャップ&トマトソース
⑧ トマトスイーツ
「手作りケチャップ」
加える調味料はシンプルに。
料理が引き立ち、濃厚ながらも優しい味わいのケチャップに仕上がります。
@トマト:大2個(400g)
@玉ねぎ:50g
@りんご:40~50g
@にんにく:1/2片
・・・・・
ⓑローリエ:1枚(好みで)
ⓑクローブ:少々(2振り)好みで
ⓑシナモンパウダー:少々(2振り)好みで
ⓑ赤唐辛子:1/3本
ⓑ砂糖:小さじ2
ⓑ塩:小さじ1
ⓑ酢:大さじ1
こしょう:適宜
① @を粗く刻んでミキサーに入れ、滑らかに撹拌。
② 鍋に移して中火にかける。
③ 沸いたらⓑを加えて弱火。
④ 時々混ぜながら汁けを飛ばす。
⑤ 混ぜたときに鍋底に筋が残るまで煮詰めたらOK。
⑥ 好みでコショウをふる。
⑦ 赤唐辛子とローリエを除き、粗熱を取って保存容器に移す。
※ 1週間冷蔵保存◎
「極上ナポリタン」
@手づくりケチャップ:大さじ6
@バター20g
スパゲッティ:160g
玉ねぎ:1/2個
ウィンナーソーセージ:4本
ピーマン:1個
オリーブ油:大さじ2
にんにく:1片
粗挽黒コショウ:適量
粉チーズ:適宜
タバスコ:適宜
① 下ごしらえ
・ 玉ねぎ(1/2個)は繊維に沿って薄切り。
・ ソーセージ(4本)は1cm幅の斜め切り。
・ ピーマン(1個)は縦半分に切って種を除き、横細切り。
・ ニンニク(1片)はみじん切り。
② フライパンにオリーブ油(大さじ2)とニンニクを中火で熱する。
③ 香りが立ったら玉ねぎ、ソーセージ、ピーマンを炒める。
④ 野菜がしんなりしたら@を加えてよく混ぜ合わせる。
⑤ 鍋に湯(2L)を沸かして塩(20g)を入れ、スパゲッティ(160g)を表示通り茹でる。
⑥ ザルに上げて水けをきり、フライパンに加えて混ぜ合わせる。
⑦ 器に盛り黒コショウ(適量)をふる。
⑧ 粉チーズ、タバスコをかけても◎
ナポリタンは焼きケチャップがPOINT↓
「トマトソース」
火にかけないフレッシュトマトソースは、トマトの瑞々しさと酸味が立ち、キリっとした後味に。
ハーブの香りで華やかに。
ポークソテー&グリル野菜にかけても◎
- トマト:大1個(200g)
- 生バジル:3枚
- にんにく:1片
- エキストラバージンオリーブ油:1/4カップ
- ドライオレガノ:小さじ1
- 塩:小さじ2
① 下ごしらえ
・ ニンニク(1片)はみじん切り。
・ トマト(200g)は1cm角。
② すべての材料を混ぜ合わせて清潔な保存容器に入れる。
※ 3日間冷蔵保存◎
トマトのプチ情報
トマトは、実は見た目以上に栄養豊富な夏のスター食材。毎日の食卓にも取り入れやすいその魅力をちょっとだけ紹介します。
- 抗酸化パワー
リコピン・ビタミンC・β‑カロテンが豊富で、体のサビつきを防いでくれる - 生活習慣病対策
リコピンが前立腺がんや動脈硬化のリスク軽減に期待される - 高血圧ケアに有効
カリウムがナトリウムの排出を促し、高血圧予防にも役立つ - 腸快調に
水分と食物繊維が豊富で、便通を整えるサポートに◎ - 美肌サポート
ビタミンCがコラーゲン生成を助け、肌のハリを支える - 吸収アップの秘訣
加熱調理や油との併用で、リコピンの吸収率がぐっと高まる - トマトの小ネタ
- かつてヨーロッパでは「毒がある野菜」と誤解され、観賞用とされていた時代があった
- 植物学的には“果物”扱いなのに、料理の世界では“野菜”。アメリカでは1893年、裁判で正式に“野菜”と判決された歴史も!
- トマトが赤く熟すほどリコピンが増える。加熱しても壊れにくいので、スープやパスタにも◎
- 日本のことわざ:「トマトが赤くなると医者が青くなる」
- 英語圏のことわざ:「リンゴが赤くなると医者が青くなる」
平仲亜貴子さん情報
平仲亜貴子(ひらなか あきこ)さんについて。
- 生年月日:1978年頃?
- 出身地:沖縄県那覇市
- 職業:家庭料理研究家、栄養士、フードコーディネーター
- 家族:非公開
- 経歴
- 沖縄県立芸術大学声楽科および大学院を修了
- その後、イタリア・パルマにある「イタリア国立音楽院」で学び、声楽だけでなく現地の家庭料理にも親しむ
- 帰国後、服部栄養専門学校で本格的に栄養学と調理技術を学ぶ
- 活動
- 料理教室「かりゆしキッチン」を主宰、日々の食卓に役立つレシピや知識を発信
- 株式会社Buono&Feliceの代表取締役
- 料理スタイル
- イタリアのマンマから教わった家庭の味と、現地の料理人から学んだプロの技術をミックス
- 本場仕込みのイタリアンをベースにしながら、日本の家庭でも取り入れやすいスタイルを大切にしている
おしまいに
お手製のマヨやケチャって憧れだったな。
こんな風に簡単にできるなんて知らなかった(笑)
最後までお付き合いくださりありがとうございました!