現代の食生活に合わせて定番のレシピを見直してみたら?
ということで、そのプロセスを、樋口直哉さんが合理的に整理しました!
「もやし炒めNEO」
炒め物のコツは
① 水けを抑えること!
⇒ 炒める前によ~く水きりする。
⇒ 青菜は蒸気で蒸し焼き
⇒ もやしは冷たいフライパンからでじっくり焼く(コールドスタート)
② 水っぽくならないように味付けは最後に!
③ 余熱で火入れ。
もやし:1袋(200g)
@醤油:小さじ2
@みりん:小さじ1
@おろしにんにく:少々
白ごま:適量
① 下ごしらえ
・ @(醤油小さじ2、みりん小さじ1、おろしニンニク少々)は混ぜ合わせる。
・ モヤシ(200g)は洗い、ザルに5分上げて水けをきる。
② 大きめのフライパンにゴマ油(大さじ1)を引き、モヤシを広げてから中火。
③ 2分動かさず、焼き色がついてきたら上下返すように混ぜ、1分焼いて水分をとばす。
④ 焼き色がついたら火を止める。
⑤ @を加え、余熱でアルコールをとばし、白ゴマをふる。
※ モヤシはじっくり焼き付けて味を引き出す。水分が出過ぎないように調味料は最後に加える。
【1人分】90kcal 塩分0.9g
ふわふわ「白あえNEO」
「白あえ」のプロセスを樋口直哉さんが合理的に整理しました!
・絹豆腐を使い水切りしない
・さっぱり塩味
・短時間で滑らか食感の衣
というのが半歩先行く「ふわふわのネオ白あえ」レシピだそうです。
デザート風…ふわふわ白あえ。
「クリチのようで和風!」
ほうれん草:1/2把(80g)
キウイ:1個(柿、リンゴも◎)
絹豆腐:1/2丁(160g)
@白すりごま:大さじ1
@塩:小さじ1/4
黒ごま:適量
① 下ごしらえ
・ ホウレン草(80g)は5cm長さ。鍋にたっぷりの湯を沸かし、ホウレン草を軸→葉の順に入れて1分茹でる。冷水にとり、ザルに上げて水けをきり、軽~く絞る。
・ キウイ(1個)は一口大に切る。
・ 豆腐は水けを拭く。
② ボウルに豆腐、@(すりゴマ大さじ1、塩小さじ1/4)を入れ、泡立て器で空気を含ませるようによく混ぜる。フープロならより手軽。
③ ホウレン草とキウイを加えて和える。
④ 器に盛り、黒ゴマをふる。
【1人分】90kcal 塩分0.7g
半歩先行くレシピ
「ゆで上げアスパラと目玉焼きNEO」
「豚のしょうが焼きNEO」
「ブリの煮つけNEO」
「もやし炒めNEO」
「白和えNEO」
樋口直哉さん情報
樋口直哉さんについて簡単にまとめました。
樋口直哉(ひぐち なおや)
- 生年月日:1981年5月19日
- 出身地:東京都(板橋区出身とされる)
- 職業:小説家、料理家
- 経歴:服部栄養専門学校卒業後、料理教室勤務やフランス料理の出張料理人として活動
- 受賞歴:2005年「さよなら アメリカ」で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー、同作は芥川賞候補にも選出
- 代表作:「大人ドロップ」など。『大人ドロップ』は2014年に映画化
- その他:料理研究や執筆活動を並行し、食と文学を横断する独自の活動を展開
おしまいに
樋口さんのレシピは、クレバーで説得力があって、納得できるところがいいなぁ。
最後までお付き合いくださりありがとうございました!