「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明してくれるので、視聴者が再現しやすい料理番組であります。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しめること請け合いです!
現代の食生活に合わせて定番のレシピを見直してみたら?
ということで「煮魚」のプロセスを樋口直哉さんが合理的に整理しました!
「煮魚は手間がかかる」そんなイメージを覆すレシピは
- 霜降り不要
- 冷たい煮汁から作る
- 煮汁を煮詰めてソースのように仕上げる
という、半歩先行くネオ煮つけです。
「ブリの煮つけNEO」
- 霜降り要らずの煮魚
- 霜降りとは
- 魚や肉の表面に熱湯をかけて、臭み・血・ぬめり・余分な脂を取り除く下処理のこと
- 見た目が白くなることから「霜が降りたよう」
ぶり:2切れ(200g)
しょうが:1片(15g)
にんにく:1片(12g)
貝割菜:1パック
【煮汁】
酒:1/2カップ
水:1/2カップ
砂糖:大さじ3~4
醤油:大さじ2
① 下ごしらえ
・ 貝割菜(1パック)は根元を除く。
・ ブリ(200g)は冷水で洗い、水分を拭く。
※ ブリは冷水で洗って表面のヌメリをとる。切り身なら「霜降り」要らず!
・ ショウガ(15g)は叩き潰し粗く刻む。
・ ニンニク(12g)も同様に潰して縦半分。
② 鍋に煮汁の材料(酒1/2カップ、水1/2カップ、砂糖大さじ3~4、醤油大さじ2)、ブリ、ショウガ、ニンニクを入れ、落とし蓋をして中火。
③ 沸騰して3分煮たらブリを取り出す。
※ 冷たいところから煮始める。
→ 手軽!
→ 熱い煮汁で魚の皮が破れる心配なし!
④ 貝割菜を加えてサッと火を通し、取り出す。
⑤ 火を強め、煮汁に好みのトロミがつくまで3~5分煮詰める。
⑥ ブリを戻し入れて揺すりながら温め、表面に煮汁を絡める。
※ ブリの表面に煮汁がのっかるくらいが目安。
⑦ 器に盛って煮汁をかけ、貝割菜を添える。
※ 煮魚の味を決めるのは煮汁の濃度。
※ ブリは加熱しすぎて堅くなる前にいったん取り出し、最後に鍋に戻して煮汁をソースのように絡める。
【1人分】290kcal 塩分1.8g
半歩先行くレシピ
「ゆで上げアスパラと目玉焼きNEO」
「豚のしょうが焼きNEO」
「ブリの煮つけNEO」
「もやし炒めNEO」
「白和えNEO」
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樋口直哉さん情報
樋口直哉さんについて簡単にまとめました。
樋口直哉(ひぐち なおや)
- 生年月日:1981年5月19日
- 出身地:東京都(板橋区出身とされる)
- 職業:小説家、料理家
- 経歴:服部栄養専門学校卒業後、料理教室勤務やフランス料理の出張料理人として活動
- 受賞歴:2005年「さよなら アメリカ」で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー、同作は芥川賞候補にも選出
- 代表作:「大人ドロップ」など。『大人ドロップ』は2014年に映画化
- その他:料理研究や執筆活動を並行し、食と文学を横断する独自の活動を展開
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!