「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明するので、視聴者が再現しやすい料理番組です。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しんでいます。
みんな大好き!
四季折々の暮らしに合った保存食や手仕事を紹介するシリーズに「梅仕事」が登場しました。
出来上がった「梅」をそのままいただくのも嬉し楽しですが、梅や副産物なんかを使ったアレンジまでしっかり押さえて、えっへん!したいところ。
ワクワク・そわそわの愛しい季節なのに、2024年は梅が記録的な不作だと聞きます。
だから手作業をゆったり楽しみながら、今年は特に丁寧に、心して作業しなくっちゃ。
もしかしたらとっても贅沢な時間なのかもしれないからなー。
日本と韓国の保存食をつくり続けてきた李映林さんが、シロップで煮る「蜜煮」と「梅氷」を教えてくださいました。
シロップの消費法使い方が嬉しいですね。
甘い飲み物があまり得意ではないので。
凍らせりゃ良かったんだな。
少しだけレモン果汁も加えたいな。
でも梅の香りを邪魔してしまうかな?
ではでは、基本レシピをしっかり学んで、アレンジも楽しみましょう!
「青梅の蜜煮」
待ちがデフォルトの梅だけど、こちらは作ってすぐに食べられるのが嬉しいレシピ。
いやもちろん、ゆったり待ちも好きよ。
・鍋は直径30㎝程度のものを。酸に弱いアルミ鍋は使わない!
・保存瓶(容量2L)
※食品用アルコールをしみ込ませた布巾で拭くなどして消毒する。
・青梅:1㎏
・グラニュー糖:500g
① ボウルにたっぷりの水と梅を入れ、手で表面を軽く洗う。
② ザルに上げて水けをきり、布巾などで水けを拭く。
③ なり口のヘタを竹串で取り除く。
④ まち針などの針先を熱し、梅の表面全体を30か所ほど刺す。
※ 穴をあけて皮がはじけるのを防ぐ。
⑤ たっぷりの水に4~5時間浸してアクを抜き、ザルに上げて水けをきる。
⑥ 鍋に梅を入れる。
⑦ たっぷりの水を注ぎ、中火にかける。
⑧ 人肌くらいに温まったら弱火、30分ゆでる。
⑨ 50~70℃の温度でフツフツとした状態を保つ。
※ 70℃以上の温度にならないように注意。
⑩ 色が変わったら火を止め、そのまま冷ます。
⑪ シロップをつくる。別の鍋に水(1L、梅がかぶるくらい)、グラニュー糖を入れて中火。
⑫ ひと煮立ちさせ、グラニュー糖が溶けたら火を止めてそのまま冷ます。
⑬ 梅を網じゃくしで水けをきってシロップに加える。
⑭ 落とし蓋をし、弱火で50~70℃の温度を保って10~15分煮る。
⑮ 火を止め、そのまま冷ます。
⑯ 網じゃくしで梅を取り出し、保存瓶に入れる。
⑰ 残ったシロップを2/3量程度になるまで強火で煮詰め、火を止める。
⑱ 冷めたら保存瓶に注ぐ。
※ 冷蔵庫で4~5か月保存◎
「梅氷」
フルーツかき氷の梅ver.的な?
① 「青梅の蜜煮」のシロップ(適量)に水(同量)を加えて混ぜる。
② 保存容器に入れて冷凍庫で冷やし固める。
③ 半分凍った状態になったら、フォークなどで全体をザックリと混ぜる。
④ 再び冷凍庫で完全に凍らせる。
⑤ フォークでかきながら器に盛り「青梅の蜜煮」の梅(1個)をのせる。
李映林・コウ静子の梅仕事
李映林
「梅干し」
「青梅の蜜煮・梅氷」←今ココ
「青梅のカリカリ漬け 他」
コウ静子
「台湾茶梅・茶梅トマトソースの冷製パスタ」
「赤じそ茶梅・クッキー・マリネ」
李映林さんとコウ静子さん
お二人は親子です。
母:李映林(リ・エイリン)さん
子:コウ静子さん(2子)
子:コウケンテツさん(4子)
という料理研究家ファミリーです。
静子さん、ケンテツさんのいとこは韓医学博士で韓医師と婦人科医。薬膳や韓医学は身近なものなんですね。静子さん自身も国際中医薬膳師。
おしまいに
今年の梅はどんなかな~♪
るりるりらんらん。
!!!
なんか色々値上がりしまくってる~!
涙が出ちゃう、おんなのこだもん…
こりゃもう、梅どころじゃなくなってしまったかもしれません。
なんか心まで貧しくなるみたいでイヤだな、ぐすん。
せめて「らっきょう」はいかせて
最後までお付き合いくださりありがとうございました!