「きょうの料理ビギナーズ」は、料理の基本を丁寧に解説し、初心者に向けてシンプルで失敗の少ないレシピを提供する料理番組で、学び直しにも最適です。
2007年に放送を開始しました。
【放送日】2025.2.25(火)
【放送局】NHK
【放送時間】月~水曜 21:25- 再放送有
【番組名】きょうの料理ビギナーズ
【企画名】しみじみおいしい乾物
【料理人】河野雅子
【料理名】切り干し大根の煮物/ひじきの煮物
おなじみの煮物をもっとおいしくつくるコツをマスター!
今回は乾物を使ったレシピです。
備蓄しているものは使いこなせないと、いざという時役に立ちませんものね。
味にも慣れさせておきたいし。
フライパンは煮物が得意
- フライパンは底が広く、火に当たる面積が鍋より大きいので、早く均一に火が通る。
- 煮汁が蒸発しやすく、煮詰めて仕上げるのも◎、具材に早く味がしみ込む。
- 表面加工のフライパンが焦げつきにくくて◎
- 大小2つあると重宝、大(直径24~26cm)、小(直径18~20cm)
落とし蓋について
- 少ない煮汁を全体に行き渡らせるために、食材に直接のせて使う小さい蓋のこと。
- 市販品のほか、オーブンペーパー、アルミホイルなどを鍋やフライパンの口径より一回り小さい円形に切って、中央に穴を開けて使っても。
「だし」
水:2.5カップ
昆布:5cm長さ1枚
削り節:10g
① 小さめの鍋に水(2.5カップ)と昆布(1枚)を入れ、30分おく。
② 中火にかけ、煮立つ直前に昆布を取り出す。
③ 削り節(10g)を加え、煮立ったら火を止める。
④ 万能こし器(ザル)にキッチンペーパーを敷いてボウルにのせ、③をこし、軽く押す。
「切り干し大根の煮物」
- 柔らかな切り干し大根にじんわりしみ込む煮汁。
- 火を止めて少しおき、煮汁を含ませる。
乾燥切り干し大根:30g
油揚げ:1枚(40g)
だし:1カップ
@砂糖:小さじ2
@みりん:小さじ2
@酒:大さじ1.5
@醤油:大さじ1.5
① 下ごしらえ
・ 切り干し大根(30g)は水でサッと洗い、たっぷりの水に30分つけて(または袋の表示通りに)戻す。ザルに上げて水けをきり、軽く絞って食べやすい長さに切る。
※ 絞りすぎるとウマミも抜けてしまう!
・ 油揚げ(40g)はザルにのせ、熱湯をかける(油抜き)。粗熱が取れたら縦半分に切り、端から6~7mm幅の短冊切り。
③ 小さめのフライパンに、だし(1カップ)、切り干し大根を入れて中火。煮立ったら落とし蓋をし、弱火で5~6分煮る。
④ 油揚げを加えて1分煮たら、@(砂糖:小さじ2、みりん:小さじ2、酒:大さじ1.5、醤油:大さじ1.5)を順に加える。再び落とし蓋をし、時々混ぜながら13~15分煮る。
⑤ 切り干し大根が柔らかくなったら火から下ろし、煮汁がほとんどなくなるまでおいて、味をなじませる。
※ 清潔な保存容器に入れて3~4日間冷蔵保存◎
【1人分】80kcal
「ひじきの煮物」
- ひじきを炒めてからダシで煮て、甘辛く味つけ。
- 冷めても美味しいのでお弁当にも◎
- さつま揚げのかわりに油揚げやちくわでも◎
乾燥長ひじき:20g
さつま揚げ:2枚(50g)
にんじん:3cm(30g)
だし:1カップ
@砂糖:小さじ2
@みりん:小さじ2
@酒:小さじ2
@醤油:大さじ1.5
油
① 下ごしらえ
・ ひじき(20g)は水でサッと洗い、たっぷりの水に30分つけて柔らかく戻す。洗ってザルに上げ、食べやすい長さに切る。
※ 指でつまんで、すぐに切れるようなら戻し終わり。
・ さつま揚げ(50g)はザルに入れて熱湯をかけ、粗熱が取れたら5mm幅に切る。
・ ニンジン(30g)は細切り。
② 小さめのフライパンに油(小さじ2)を中火で熱し、ひじきを30秒炒める。
※ 油で炒めてコクを出し、水気を飛ばして染み込みやすく。
③ だし(1カップ)を加え、煮立ったら弱火で3分煮る。
④ さつま揚げ、ニンジンを加え、@(砂糖:小さじ2、みりん:小さじ2、酒:小さじ2、醤油:大さじ1.5)を順に加える。
⑤ 落とし蓋をし、時々混ぜながら10分煮る。
⑥ 煮汁を少し残して火を止め、しばらくおいて味をなじませる。
※ 清潔な保存容器に入れて3~4日間冷蔵保存◎
【1人分】60kcal
もっとおいしく定番煮物
「豚バラ大根&豚肉と豆のトマト煮」
「肉だんごの中国風煮物&かぶと厚揚げのそぼろ煮」
「ふろふき大根&白菜のクリーム煮」
「牛すき煮&豚肉と小松菜のごま煮」
「切り干し大根の煮物&ひじきの煮物」
「おからの炒り煮&揚げ玉豆腐」
河野雅子さん情報
河野雅子さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日: 1963年2月22日
- 出身地
- 職業: 料理研究家
- 家族: 4人家族(夫と一男一女)
- 経歴
- 日本女子大学食物学科卒業後、料理研究家の道を歩む
- 母親が料理学校を主宰していたため、幼少期から料理に親しんできた
- 一男一女の子育てをしながら研鑽を積み、現在に至る
- 料理スタイル: 家庭的で作りやすい料理を提案し、手に入りやすい食材を使ったレシピを多く紹介しているのが特徴
- その他: NHK「きょうの料理ビギナーズ」の監修を担当しており、幅広い層から支持を集めている
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました。