「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明してくれるので、視聴者が再現しやすい料理番組であります。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しめること請け合いです!
【放送日】2025.5.19(月)
【放送局】NHK
【番組名】きょうの料理
【本放送】Eテレ 月~水曜 21:00-21:24
【再放送】Eテレ 火・水・翌月曜 11:30-11:54 総合 木曜 11:05~11:29
【企画名】はじめての手仕事
【料理人】横山タカ子
【料理名】新しょうがの甘酢漬け(ガリ)
少ない手間で特別な道具も使わない人気シリーズ「はじめての手仕事」
今回は、横山タカ子さんによる「新しょうが」の手仕事です。
この回紹介されたレシピ
「新しょうがの甘酢漬け(ガリ)」
「ガリと干物の混ぜずし」
「新しょうがのみそ漬け」
「春キャベツと新しょうがのスープ」
「やたら」
「新しょうがの甘酢漬け(ガリ)」
- 「まずはコレ!」淡いピンク色が美しい甘酢漬け。
- 砂糖、塩、酢(さしす)+昆布だし、マイルドで食べやすい味わい。
新しょうが:500g
@酢:3/4カップ
@てんさい糖(砂糖):大さじ6
@塩:大さじ1
昆布(10cm四方):1枚
塩
① 下ごしらえ
・ 鍋に昆布(10cm四方)と水(1.5カップ)を入れ、30分浸しておく。
・ 新ショウガ(500g)はタワシで洗って水けを拭き取り、繊維に沿って薄切り。
※ 先端のピンク部分を残して使うと、淡いピンク色に仕上がる♪
・ ボウルに@(酢:3/4カップ、砂糖:大さじ6、塩:大さじ1)を入れて混ぜ合わせる。
② ゆでて塩をふる
・ 熱湯で新ショウガを1分ゆで、ザルに上げる。
・ すぐに塩(小さじ1)をふってなじませ、そのまま粗熱を取る。
※ ゆでるとショウガの辛みがやわらぎ、塩で余分な水けが抜ける。
③ 昆布だしをとる
・ 昆布と水の鍋を中火にかける。
・ 煮立ったら火を止めて昆布を取り出し、1cm四方に切る。
④ 漬ける
・ @のボウルに昆布だし(1カップ)と昆布を加える。
・ 新ショウガの水けをよく絞って加え、混ぜて保存容器に移す。
※ 水気を切るのが長持ちさせるコツ!
⑤ 冷蔵庫に一晩(8時間以上)おく。
※ 清潔な保存容器に入れ、約3か月冷蔵保存◎
【全量】310kcal 塩分24.6g
「ガリと干物の混ぜずし」
- あじの干物を炊き込んだごはんに、ガリを混ぜ合わせた美味しいおすし。
- 青じそ→木の芽、干物→サバの水煮缶でも◎
新しょうがの甘酢漬け:50g
米:2合(360mL)
あじの干物:大1枚(150g)
青じそ:5枚
@酢:大さじ4
@砂糖:大さじ1
@塩:小さじ1
新しょうがの甘酢漬け(飾り用):適宜
① 下ごしらえ
・ アジの干物をのせてごはんを炊く。
※ 骨からもだしが出る!
・ 新ショウガの甘酢漬けは軽く汁気を絞ってせん切り。
・ 青じそはせん切り。
・ @(酢:大さじ4、砂糖:大さじ1、塩:小さじ1)は混ぜ合わせる(すし酢)
② アジの頭や骨を除いて軽く身をほぐす。
③ ごはんは熱いうちに盤台に移し、すし酢を回し入れてしゃもじで混ぜる。
※ ベチャッとしないよう、切るようにサックリと。
④ アジの身、ガリも加えて手早く混ぜ、粗熱を取る。
⑤ 器に盛って青じそをのせ、飾りにガリを添える。
【1人分】410kcal 塩分2.9g
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しょうがと新しょうが
新しょうがと根しょうが。
どちらもおなじ「しょうが」ですが、見た目も風味も用途も少しずつ違います。知っておくと、料理がもっと楽しくなりそう。
新しょうがの特徴
- 収穫してすぐ出荷されるため、皮が薄くてみずみずしい
- 辛味が少なく、香りがさわやか
- 生食に適している
- 甘酢漬け(ガリ)やサラダなどに◎
- 「ハウスしょうが」とも呼ばれる
- 初夏から初秋にかけて出回る
根しょうがの特徴
- 土付きで収穫後しばらく貯蔵されるため、皮がかたくて茶色い
- 辛味が強く、香りも濃厚
- 加熱調理に向いている
- 炒め物や煮物、薬味に◎
- 体をポカポカ温めたい時にも
- 一般的に市場に多く出回っているのは「ひねしょうが」
成分の違いと効能
- ジンゲロール
- 新しょうがに多い
- ピリッとしたしょうが特有の辛味成分
- 抗菌・抗炎症・血行促進などの作用が期待される
- 体を冷やす性質があるため、暑い季節に◎
- 夏バテ防止や食欲増進におすすめ!
- ショウガオール
- 根しょうがに多い
- ジンゲロールが加熱・乾燥で変化した成分
- 体を芯から温める効果が高い
- 冷え性の改善や風邪予防に効果的
- 冬場や冷えが気になるときにぴったり!
使い分けのポイント
目的・季節 | 向いているしょうが | 理由 |
---|---|---|
夏のさっぱり料理 | 新しょうが | 辛味が控えめで生食にも◎ |
冬の温活・冷え対策 | 根しょうが | 体を内側から温める成分が豊富 |
横山タカ子さん情報
横山タカ子さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日
- 出身地:長野県大町市
- 職業:料理研究家
- 家族
- 経歴
- 長野県長野市在住
- 長野県共済農業協同組合連合会(JA長野県共済連)に勤務、退職後に料理研究家となる
- 信州伝統野菜認定委員
- NHK「きょうの料理」や信越放送の番組、講演会で「健康と食」についての啓発に努める
- 料理スタイル
- 信州の郷土料理を紹介し、オリジナルの家庭料理や保存食も考案
- 身近な素材と郷土食を大切にする料理が特徴
- その他
- 和服を日常的に着用
- 著書に「作って楽しむ信州の粉食」「作って楽しむ信州の保存食」などがある
おしまいに
想像以上に簡単で、お店で新ショウガを探しそう。
最後までお付き合いくださりありがとうございました!