「あしたが変わるトリセツショー」は、食・健康・生活など、あらゆるテーマを最新科学と実験・調査に基づいて解き明かし、真のお役立ち情報満載の「トリセツ」(取扱説明書)を視聴者に提供する、大まじめなバラエティ番組です。
毎回「あしたがちょっと幸せになるお得ワザ」をたくさん紹介しています。
【放送日】2024.12.19(木)
【放送局】NHK
【放送時間】木曜 19:30~20:15 再放送有
【番組名】あしたが変わるトリセツショー
【企画名】ジャガイモの新常識
【MC】石原さとみ
今回は「じゃがいも」のトリセツです。
じゃがいもは過小評価?
- ダイエットに!腸活に!健康効果の新常識
- 極上の食感とうま味!もちとろ新世界
の2本柱であります。
じゃがいもの健康効果
ダイエットに最適?
- じゃがいものカロリーは、ごはんなどと比べて控えめ!
- じゃがいもの満腹指数(同カロリーを食べたときの満腹度)はずばぬけて高い。
→食パンの3倍以上! - 腹持ちがいいため、間食が減り自然と食べ過ぎを防ぐことができる。
- じゃがいもに含まれる食物繊維と、食べたときに分泌されるホルモンなどが影響している。
- じゃがいもはうまく活用すればダイエットの味方になる。
便秘改善など
- じゃがいものビタミンCはりんごの約5.8倍、カリウムはバナナの約1.2倍。
- じゃがいもには特別なデンプン、レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が含まれる。
- レジスタントスターチは消化されずに大腸まで届く、食物繊維の一種とされている。
- 食物繊維は2種類ある。
①大腸で水分を吸収することで便の容積を増し、腸が便を出そうとする動きを促進する「不溶性食物繊維」
②腸内細菌を育て大腸環境をよくするとともに便をやわらかくし排便しやすくする「水溶性食物繊維」 - レジスタントスターチは両方の力をあわせ持つ。
- レジスタントスターチの効果を活用するポイントは「冷やす」こと。
- 冷やすことで、デンプンから水分が抜けて硬くなり、消化しにくいレジスタントスターチが生まれる。
- じゃがいもは冷やすと特にレジスタントスターチが増える!
注意
- じゃがいもは糖質を含む。
→ほかのイモ類やごはんと同様、血糖値を上げる。 - 油を使うとカロリーUP。
→食べ過ぎ注意!
「冷やしじゃがいも」
極上の食感&うまみ
じゃがいもデンプンの粘り
じゃがいもデンプンは粒子のサイズが大きい。別格!
→その分、水を吸い込んで大きく膨らむ。
→とうもろこしの8倍以上も粘度が高い。
この粘りが利用されているものが「片栗粉」
デンプンを解き放て
デンプンの粒は頑丈な細胞壁の中に収まっている。
→すりおろすことで細胞壁が壊れ、デンプンの粒が解き放たれる。
- カレーや豚汁にすりおろして煮込むだけで、だしを足したようなウマミが!
- じゃがいもを加熱するとメチオナールという「におい成分」が生成される。
- メチオナールが嗅覚受容体だけでなく、舌の味覚受容体まで反応させ、うまみを底上げする。
- メチオナールはじゃがいもに含まれるアミノ酸のメチオニンが糖と反応することで生成される。
- すりおろしは火が通りやすいので、その分多くのメチオナールが生成される。
- メチオナールは醤油、チーズ、トマトにも含まれている。
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もちもちレシピ
すりおろしてもっちり!
基本の「すりもっち~」
「さつまいもみたいな色だ」
「すいとん」
「トマトニョッキ」
うまとろレシピ
「とろみ豚汁」
「シンプルな豚汁に何種類かの味噌を足したくらいのコクと深み」
「とろみグラタン」
ホワイトソース不要。
「やわらかハンバーグ」
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おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!