「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明してくれるので、視聴者が再現しやすい料理番組であります。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しめること請け合いです!
【放送日】2025.8.6(水)
【放送局】NHK
【番組名】きょうの料理
【本放送】Eテレ 月~水曜 21:00-21:24
【再放送】Eテレ 火・水・翌月曜 11:30-11:54 総合 木曜 11:05~11:29
【企画名】タサン志麻の小さな台所
【ナレーション】浜野謙太
【料理人】タサン志麻
【料理名】青じそドレッシング/基本のサラダ
タサン志麻さんがご自身の台所から、日々のごはんづくりを楽にする知恵を教えて下さるシリーズ、「タサン志麻の小さな台所」です。
今回は、無限のレシピを持つ志麻さんの「ドレッシング」を学びます。
「ドレッシングはソースの一部」
「油や酢 (酸味) は複数種類を組み合わせると味に深みが出ます」
サラダだけでなく、いろいろな料理に合わせて楽しみ、活用するヒントがたくさん!志麻さんファンならずとも、とっても楽しみな回であります。
この回紹介されたレシピ
「ソースヴィネグレットでさっぱりチキンソテー」
「青じそドレッシング」
「基本のレタスのサラダ」
「ごまドレッシングでサラダ風うどん」
志麻さんのドレッシング考
- 手づくりドレッシングの魅力は、その日に食べたい味を自由につくれること
- ドレッシングとは「酸味1:油3+塩味」で構成されたソースのこと
- 酸味は、酢以外でも◎
- トマトなどの野菜
- 柑橘などの果物
- 梅干し でも
- 塩味は、カリカリに焼いたべーコンなど、食材で足しても◎
- とろみは
- みそ
- マスタード
- ヨーグルト などこっくりした食材を加えて
- コレが便利
- マヨネーズ:酸味・塩味・油
- ポン酢:酸味・塩味
- めんつゆ+酸味(刻みトマトなど)+油
- こうして作る
- フレンチ:酢+油+塩
- 和風:酢+油+醤油
- タイ風:レモン+油+ナンプラー
- インド風:基本(酢油塩)+スパイス
- 食材や調味料を「酸味・油・塩味」というドレッシング的な視点から分析してみると、意外な発見があるかも
「基本のサラダ」
- レタスだけでキレイなサラダ!
- レタスは、色が濃い状態のよいものを選ぶ
- 同じレタスでも、中心部と外側では葉の色や形、食感が異なる
- 外側から順に「緑~黄緑~黄色~白」と変化する色を意識して
- 葉の形を見ながらちぎって盛る
- それぞれの部位の個性を生かす
- 上部のフリル部分は「見せ」ポイント
- 堅い部分は内側に、フリル状は外側に
レタス:1個
ソースヴィネグレット:適量ここでは、マスタードを省いたものを使用
① レタスを縦半分に切る。
② 外側から順に手でちぎっていく。
・ 1枚の葉を、上下で2~3等分。
※ 上部はフリルを生かすように、扇形に。
※ 下部は堅いので小さめに。
② たっぷりの水を入れたボウルにレタスを入れてやさしく洗い、ザルで水けをきってボウルに入れる。
※ 上から水をかけると葉が傷つく原因に。
③ 上からラップをかけて、冷蔵庫に10分。
※ 洗ってから冷やすと、水分を吸ってシャッキリ。
④ 器に盛る。
※ 葉の色をバランスよくミックスしながら、中央が高くなるよう、ふんわり盛る。
⑤ ソースヴィネグレットを添える。
【1人分】400kcal 塩分1.0g
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「青じそドレッシング」
- 青じそは好みで使い分ける
- 食べる直前に加えると、彩りもよく香りが引き立つ
- 先につけ込んでおくと風味がしみ出す
- 皮まで焼き切った魚にかけて
- 皮をパリッと焼くとドレッシングとの相性も良くなる
醤油:大さじ2
レモン汁:1/2個分
オリーブ油:大さじ3
青じそ:5枚
① 大きめのボウルに醤油(大さじ2)とレモン汁(1/2個分)を入れてよく混ぜる。
② オリーブ油(大さじ3)を少量ずつたらしながら泡立て器で細かくかき混ぜる。
※ ソースヴィネグレットの要領で。
③ 青じそ(5枚)をざく切りして加える。
タサン志麻さん愛用品
スライサー
- 志麻さんが家政婦を始めた当初、唯一持参していたアイテム
- 手軽で美味しいフランスの定番サラダ「キャロットラペ」で威力を発揮

ザル
- ザルにボウルを被せて蓋のようにし、上下に振ればサラダスピナーに
- 柔らかく茹でた野菜をギュッと押し付けて裏ごし器として使うことも
- スリースノー製をサイズ違いで愛用

ボウル
- 深さがあり洗いやすいものを
- コンテの大中小を愛用
ペティナイフ
- カボチャや大きな塊肉以外は基本的にペティナイフ1本で調理なさってます
- ミソノ製

ブレンダー
- ブラウンのものを
ティファール鍋セット
- オーブンに入れたりそのまま食卓に出したり
- フライパン専用の蓋があるセットが◎だそうです

まな板
「BIKITA Wood Life」の舟形ボード。
小回りの利く小さなものを使っていらっしゃいますね。
残念ながら現在は入手できないのかな。
タサン志麻さん情報
タサン志麻さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日:1979年生まれ
- 出身地:山口県長門市
- 職業:料理人、元家政婦
- 家族:フランス人の夫と3人の子(2男1女)
- 経歴
- 大阪あべの・辻調理師専門学校および辻調グループフランス校を卒業
- フランスの三つ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」で修行
- 帰国後、四ツ谷の老舗フランス料理店などで15年間料理人を務める
- 退職後、「家政婦紹介サービス・タスカジ」に登録し、出張料理専門の家政婦として活動
- 「予約の取れない伝説の家政婦」として注目を集める
- 特徴
- フレンチの技術をベースにした家庭料理
- 働く家庭や子育て世代に寄り添う温かい料理が魅力
- 依頼先の家庭の冷蔵庫にある食材を使い、家族構成に合わせたつくりおきを片付け込み3時間で仕上げる仕事ぶり
- その他
- メディア出演や著書も多数
- 2023年春、自然豊かな地方に古民家を購入、家族とともにリノベーション
- 自然あふれる地方暮らしをスタート
- 暮らしの豊かさや食の楽しさを発信し続けている

おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!