「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明するので、視聴者が再現しやすい料理番組です。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しんでいます。
【放送日】2025.2.17(月)
【放送局】NHK
【放送時間】Eテレ 月~水曜 21:00-21:24 再放送有
【番組名】きょうの料理
【企画名】はじめての手仕事
【料理人】堤人美
【料理名】きんかん
少ない手間で特別な道具も使わない人気シリーズ「はじめての手仕事」
今回は「きんかん」の手仕事です。
- きんかんは皮が薄く丸ごと食べられる。
- アクが少なく扱いやすい。
- どう調理してもおいしくできる食材!
- 生食できる品種も出回ってきた。
- 手をかけた保存食の美味しさは格別。
だそうです。
この回紹介されたレシピ
「きんかんのしょうが甘酢煮」
「ホットきんかんビネガー」
「鶏手羽中ときんかんの甘酢煮」
「きんかんスパイスジャム」
「きんかんスパイスジャム」
- ジャムは、少ない材料で作れる保存食の代表格。
- 素材が変化していく時間も手仕事の醍醐味。
- 面倒だがw計量して失敗知らず!
- ほのかにスパイスが香る大人のジャム。
- 鍋とボウルは、酸に強いもの使用。
容量110mLの保存瓶2個分
きんかん:約15個(250g)
グラニュー糖:120~140g
レモン汁:小さじ1
好みのスパイス:適量
香りがゆっくりとなじむホールが◎このレシピではシナモンスティック1/2本とカルダモン2粒を使用。他にもバニラ、ホール黒こしょう、クローブも◎、パウダーはジャムとなじんでザラザラしてしまう!
① キンカン(250g)はよく洗ってへタを除く。鍋にたっぷりの湯を沸かし、中火で2分ゆで、ザルに上げる。
② ボウルに移し、途中2~3回水をかえながら10分水にさらす。
③ 水気を拭いて横半分に切り、つぶすように果肉を取り出し、皮に残ったトロミもかき出す。
④ 皮は細かく刻む。
⑤ 果肉の重さを量ってキレイにした鍋に戻し、水(計量したキンカンの倍量)を加えて強火、煮立ったら中火にして15分煮る。
※ ペクチンを煮出す?
⑥ ボウルに重ねたザルにあけ、温かいうちに果肉をつぶすように丁寧にこす。
※ 繊維と種だけ残す。
⑦ 皮と、濾した⑥の重さを量って鍋に戻し、グラニュー糖(量ったものの半量)を加えて中火、煮立ったらアクを除く。
⑨ トロミが出るまで10分、時々混ぜながら中火~弱めの中火で煮たら、レモン汁(小さじ1)を加えてひと混ぜ。
※ 混ぜすぎて砂糖が鍋肌について結晶化するとジャリジャリのジャムに!
※ ヘラですくってトロリと落ちるくらいのトロミが◎
⑩ 煮沸消毒した保存瓶のうち1個にシナモンスティック、 1個にカルダモンを入れ、熱いうちに移す。
※ やけどに注意!軍手などマスト。
※ カルダモンはつぶして香りを出してからから瓶に入れる。
⑪ なみなみに入れて蓋、瓶を逆さまにし、冷めたら蓋を上にして冷蔵庫に入れる。
※ 1週間寝かせてから食べるのがオススメ。砂糖の角が取れて味が落ち着く。
※ 未開封で1か月冷蔵保存◎
※ 開封後は1週間で食べきる。
【全量】630kcal 塩分0.0g
「きんかんジャムのクリームチーズペースト」
鮮やかでおしゃれなオードブルに。
きんかんスパイスジャム:大さじ1
クリームチーズ:100g
ロースハム薄切り:1枚
細ねぎ:2本
① 下ごしらえ
・ ロースハム(1枚)はみじん切り。
・ 細ネギ(2本)は小口切り。
② クリームチーズ(100g)を柔らかくして、ハム、細ネギを混ぜる。
③ ジャム(大さじ1)を加えてさっくり混ぜる。
※ クラッカーやパンにのせて。
きんかんのプチ情報
金柑(キンカン)とは
- 基本情報
- 学名:Fortunella spp.
- 英名:Kumquat
- 分類:ミカン科キンカン属
- 原産地:中国南部
- 特徴
- 直径2~4cmほどの小さな柑橘類
- 皮ごと食べられ、甘みと酸味のバランスが良い
- 他の柑橘類と異なり、果皮に甘みがあり、果肉が酸っぱい
- 主な品種
- ナガキンカン(長実金柑):果実が細長く、大きめ
- マルキンカン(丸実金柑):小ぶりで甘みが強い
- 宮崎完熟金柑「たまたま」:宮崎県産のブランド品種で、糖度16度以上、生食向き
- 栄養価と健康効果
- ビタミンC:免疫力向上、美肌効果
- β-クリプトキサンチン:抗酸化作用、発がんリスク低減の可能性
- 食物繊維:腸内環境改善、便秘予防
- カルシウム・カリウム:骨や血圧の健康維持
- 食べ方
- 生食(そのまま皮ごと食べる)
- 砂糖漬けやはちみつ漬け
- ジャムやシロップ煮
- ドライフルーツやお菓子の材料
- 旬と産地
- 旬:12月~3月
- 主な産地:宮崎県、鹿児島県、熊本県、高知県など
金柑は、風邪予防や美容に良い果物として親しまれ、日本では冬の時期に特に人気がある。
堤人美さん情報
堤 人美(つつみ ひとみ)さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日:
- 出身地:京都府
- 職業:料理研究家
- 家族:夫が単身赴任中
- 経歴
- 書籍や雑誌でレシピを紹介
- 企業のレシピ開発やCMの料理製作なども手がける。
- 料理スタイル:身近な食材にひと工夫を加え、センスよく仕上げるレシピが特徴。
- その他
- 季節の手仕事はワイフワークのひとつ(漬物、ジャム、果実酒など)
- 54歳から韓国語の学習を始め、韓国文化にも深い関心を持つ
おしまいに
幼いころ住んでた界隈は、キンカンやらミカンやらが各家庭に植わってた記憶が。
あとキレイに刈られた金木犀も。
ランナーで伸びまくった雑草扱いのイチゴもあったな。
グミとかビワとかイチジクも。
野生児バレるやん(笑)
最後までお付き合いくださりありがとうございました!