「きょうの料理ビギナーズ」は、料理の基本を丁寧に解説し、初心者に向けてシンプルで失敗の少ないレシピを提供する料理番組で、学び直しにも最適です。
「きょうの料理」放送開始50周年を記念して、2007年に放送をスタートしました。
【放送日】2025.5.13(火)
【放送局】NHK
【番組名】きょうの料理ビギナーズ
【放送時間】Eテレ 月~水曜 21:25-
【再放送】Eテレ 火・水・翌月曜 11:25-
【企画名】ゆで魚
【料理人】きじまりゅうた
【料理名】梅煮風ゆでいわし/しょうが煮風ゆで鯛/小松菜のレンチンおひたし
ひとり分のごはんでもちゃんと美味しくつくるテク、そしてビギナーでも簡単につくれるレシピを、レパートリー豊富なきじまりゅうたさんに教えていただくシリーズです。
今回は「ゆで魚」。
煮魚が苦手なビギナーにおすすめの調理法だそうです。フライパンでゆでた魚を器に盛り、濃いめのタレをかけて煮魚風に。失敗なしの画期的なレシピですって。天才か?いや天才だ!
ひとり用にはコレ
フライパン
- ひとり分には直径20cmのフライパン。
- ひとり分の材料を入れたときに余分な隙間ができず、効率よく調理できるサイズ。
- 少し深さがあって底面が広いと、ゆでたり、煮たり、蒸したりとマルチに使える。
- 厚手のほうが、肉や野菜がカリッと焼き上がる。
- 蓋は中がよく見える耐熱ガラスが◎

簡単!ゆで魚
- ゆで魚は、火加減や煮る時間の調整が難しい煮魚より簡単!
- 魚をふっくら柔らかくゆでて器に盛り、別につくったタレをかける。
- 堅くならず、味つけの失敗なし。
- タレにしょうがや梅干し、みそをプラスして味変自在。
- アジやサバなども◎
- タレはやや濃い味にするのがポイント。
「梅煮風ゆでイワシ」
- 煮魚より簡単!
- ゆでた魚に濃いめのタレをかけるだけ。
- ふっくら!失敗なし!
- 梅干しの酸味入りのタレでイワシのクセが和らぎ、さっぱり。
いわし(頭とワタを取ったもの): 2尾(150g)
貝割菜:1/4パック
梅干し(塩分15%) :1個(15g)
@水:大さじ4
@酒:大さじ2
ⓑいわしのゆで汁:大さじ6
ⓑ砂糖:小さじ2
ⓑ醤油:小さじ1
①下ごしらえ
・ 貝割菜(1/4パック)は根元を切り落とす。
・ イワシ(150g)は尾を切り落とし、3等分のブツ切り。
※ 包丁の根元部分を使い、力を入れて骨ごと切る。
② フライパンに水(3cm深さ、約3カップ)を入れて中火。
④ 沸騰したら一度火を止めて@(水:大さじ4、酒:大さじ2)を加え、混ぜて温度を下げる。
※ 湯の温度を下げてからイワシをゆでるとかたくならない。
⑤ イワシを並べてごく弱火、煮立たせないように6~7分ゆでて、汁気をきって器に盛る。
※ フツフツ程度で、煮くずれないように。
※ 煮立たせないからクサミも出ない。良いとこだらけ!
⑥ 残ったゆで汁で貝割菜をサッとゆで、イワシに添える。
⑦ タレをつくる
・ ボウルにⓑ(いわしのゆで汁:大さじ6、砂糖:小さじ2、
醤油:小さじ1)を入れる。
・ 梅干し(15g)を半分にちぎって種ごと加え、混ぜ合わせる。
⑧ キレイにしたフライパンに⑦のタレを入れて中火、梅干しが煮くずれてウマミが出たら、イワシにかける。
【1人分】240kcal
「しょうが煮風ゆで鯛」
- 煮くずれしやすい鯛も、ごく弱火でゆでてふっくらと!
- ショウガとネギの風味でごはんがススムくん。
たい(切り身):1切れ(100g)
しょうが:1片
ねぎ:5cm
@水:大さじ4
@酒:大さじ2
ⓑたいのゆで汁:大さじ5
ⓑ醤油:大さじ1
ⓑみりん:大さじ1
ⓑ砂糖:大さじ1/2
① 下ごしらえ
・ ショウガ(1片)は2mm幅の細切り。
・ ネギ(5cm)は5mm厚さの斜め切り。
② フライパンに水(3cm深さ、約3カップ)を入れて中火。沸騰したら一度火を止め、@(水:大さじ4、酒:大さじ2)を加えて混ぜる。
③ 鯛(100g)を加え、ごく弱火で6~7分ゆでる。
④ 鯛の汁気をきって器に盛る。
※ ゆで汁はとりおく。
⑤ ボウルにⓑ(鯛のゆで汁:大さじ5、醤油:大さじ1、みりん:大さじ1、砂糖:大さじ1/2)、ネギ、ショウガを混ぜ合わせる(タレ)
⑥ フライパンをキレイにし、タレを入れて中火で煮立たせ、鯛にかける。
【1人分】200kcal
「小松菜のレンチンおひたし」
- ゆで魚によく合う、シャキシャキ&あっさり副菜。
- ひとり分を手間なくつくるなら、電子レンジ一択!
小松菜:100g
削り節:1g
醤油
① 小松菜(100g)は長さ半分、根元が太ければ十文字の切り込みを入れる。
② 耐熱皿に入れてふんわりラップ、600Wで2分レンチン。
③ 水につけて冷やし、水けを絞る。
④ 醤油(小さじ1)をかけて汁気を絞る。
※ シャキッとさせるPOINT。
⑤ 食べやすく切って器に盛り、醤油(小さじ1)と削り節(1g)をかける。
【1人分】20kcal
ひとり分レシピ
一人前を美味しく!
「ワンパンプレート」
・チキンソテー
・豚しょうが焼き
「ゆで魚」
・梅煮風ゆでいわし
・しょうが煮風ゆで鯛
「レンチン丼」
・親子丼
・中華丼
「1合炊き込み飯」
・新じゃがベーコン
・パエリア風あさりトマト
「ごはんのお供3種」
・カレー鶏そぼろ
・塩昆布なめたけ
・レンコンきんぴら
「豚肉とピーマンのオイスター炒め&鶏なすの蒸しみそ炒め」
きじまりゅうたさん情報
きじま りゅうた(杵島隆太)さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日:1981年7月12日
- 出身地:東京都
- 職業:料理研究家
- 家族
- 祖母:料理研究家の村上昭子さん
- 母:料理研究家の杵島直美さん
- 経歴
- 立教大学在学中にアパレルメーカーで週5日勤務、実質的に社員として働く
- 20代前半にはブランドディレクターを務める
- 大学卒業後、祖母の死をきっかけに料理の道を志し、母のアシスタントとして修業を開始
- 5年間の修業を経て28歳で独立
- 29歳でNHK『きょうの料理』に初出演
- 以降、テレビ、雑誌、イベントなど多方面で活躍
- 2016年、NHKで『きじまりゅうたの小腹がすきました』がスタート
- 2021年、YouTubeチャンネル「きじまごはん」を開設
- 料理スタイル
- 若い世代にも無理なく作れる、オリジナリティあふれる料理を提案
- 手に入りやすい食材を使い、手間がかからず、覚えやすい調味料で、失敗しにくいレシピが人気
- その他
- 趣味:サーフィン、山歩き、ブラックミュージックを中心とした音楽鑑賞
- ジビエ料理にも興味があり、鹿狩りに同行することも
- YouTubeチャンネル「きじまごはん」では、料理初心者から玄人まで楽しめるレシピを多数紹介
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました。