「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明するので、視聴者が再現しやすい料理番組です。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しんでいます。
【放送日】2025.3.24(月)
【放送局】NHK
【放送時間】Eテレ 月~水曜 21:00-21:24 再放送有
【番組名】きょうの料理
【企画名】信州手仕事だより
【料理人】横山タカ子
【料理名】ふきのとうの香りサラダ
「信州手仕事だより」は、自然豊かな信州で暮らす横山タカ子さんに、四季折々の手仕事と食の知恵を教えていただくシリーズです。
春の手仕事は「ふきのとう」であります。
「ばっきゃ」って呼んでたな。
この回紹介されたレシピ
「ふきみそ」
「春の鶏肉ロール」
「ふきのとうのみそ漬け」
「ふきのとうの香りサラダ」
「ふきのとうの香りサラダ」
- カラッと揚げたふきのとうの天ぷらをフレッシュなサラダにのせて。
- ふきのとうは花が開くように揚げるのが◎、油のコクでほろ苦さがやわらぐ。
ふきのとう:10個(75g)
好みの香り野菜:各適量
@薄口醤油:大さじ2
@酢:大さじ2
小麦粉
揚げ油
① 下ごしらえ
・ セリは葉先を摘む。
・ セリの茎と菜の花はそれぞれサッとゆで、水にとって水けを絞り、食べやすく切る。
・ 春菊は葉を摘む。
・ サラダセロリは食べやすく手でちぎる。
・ 白菜はそぎ切りにして断面を広くすると味の染み込みがよい。
・ フキノトウ(75g)は根元の堅い部分を落として洗い、×の切り込みを入れる。
※ 香りが飛ばないよう、早く揚げるために切り込みを入れる。
② ボウルに入れたフキノトウに小麦粉(大さじ3.5)をまぶして水分を吸わせ、水(大さじ2)を加えてからめる。
③ 揚げ油を170℃に熱し、フキノトウに衣をからめながら1個ずつ入れ、1~2分揚げる。
※ フキノトウは根元を上にして花が開くように揚げる。油のコクでほろ苦さがやわらぐ。
④ 別のボウルに野菜を入れてザッと混ぜ、@(薄口醤油:大さじ2、酢:大さじ2)を加えてあえる。
⑤ 器に盛り、フキノトウを散らす。
※ フキノトウを油代わりにして、ドレッシング@に油は入れない。
【全量】320kcal 塩分5.9g
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ふきのとうのプチ情報
フキノトウとは
フキノトウ(蕗の薹)は、キク科フキ属の多年草「フキ」の花芽のことで、春の訪れを告げる山菜の一つ。特有のほろ苦さと香りが特徴で、天ぷらや味噌和え(フキ味噌)などに利用されます。
特徴
- 日本全国の山野や道端に自生し、雪解けとともに芽吹く
- 丸みを帯びた黄緑色のつぼみで、成長すると黄色い花を咲かせる
- 若い芽の部分が食べられ、花が開くと苦味が強くなる
栄養・効能
- ポリフェノール(フキノール酸)を含み、抗酸化作用が期待される
- 食物繊維が豊富で、整腸作用がある
- 独特の苦味成分(アルカロイド類)は、食欲を刺激し、新陳代謝を促すとされる
主な調理法
- 天ぷら
- 苦味が和らぎ、サクサクとした食感を楽しめる
- フキ味噌
- 刻んで炒め、味噌と和えたもの。ごはんや豆腐の薬味に◎
- おひたし
- 茹でてアク抜きし、醤油や出汁で味付け
- 佃煮
- 甘辛く煮て保存食に
注意点
- フキノトウには微量のアルカロイド(ピロリジジンアルカロイド類)が含まれており、大量に摂取すると肝機能に影響を与える可能性がある。適量を楽しむのが◎
- アクが強いため、調理前に下茹でや水さらしをすると食べやすくなる
春の山菜として人気が高く、季節を感じる食材の一つ。ほろ苦さを活かした料理で春の味覚を楽しめる。
横山タカ子さん情報
横山タカ子さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日:1945年
- 出身地:長野県大町市
- 職業:料理研究家
- 家族
- 経歴
- 長野県長野市在住
- 長野県共済農業協同組合連合会(JA長野県共済連)に勤務、退職後に料理研究家となる
- 信州伝統野菜認定委員
- NHK「きょうの料理」や信越放送の番組、講演会で「健康と食」についての啓発に努める
- 料理スタイル
- 信州の郷土料理を紹介し、オリジナルの家庭料理や保存食も考案
- 身近な素材と郷土食を大切にする料理が特徴
- その他
- 和服を日常的に着用
- 著書に「作って楽しむ信州の粉食」「作って楽しむ信州の保存食」「食べて元気になる漢方ごはん」などがある
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!