「あさイチ」は、NHKが生放送でお届けする情報番組。視聴者に役立つ生活実用情報から、身近な社会問題、エンターテインメントまで、旬の話題を深掘りしています。
生活がちょっと楽しくなり、気持ちが軽くなるような内容が満載です。
キャスターを務めるのは、博多華丸・大吉さんと鈴木奈穂子アナ。彼らの親しみやすいトークと多彩なコーナーが、毎朝のスタートを明るく彩ります。
ファイナンシャル・プランナー黒田尚子さん
月50万円以上
17種類の進行がん患者の約6割
→治療の薬剤費、月50万円以上
(保険適用前の金額)
要注意!
こんな人は要注意。
- 扶養に入っている
→医療費の自己負担額に注意 - 年収770万円以上
→医療費の負担額に注意 - 自営業・個人事業主
→傷病手当金がない - 家計をひとりで担っている
→収入が減りやすい - リモートワークできない仕事
→収入が減りやすい
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リアル
- がんは日本人の2人に1人がかかる病気
- 女性は罹患率が上がる40代から要注意
- 病気の不安に加えて、考えなければならないことが多い
- お金の不安があると治療に専念できない
- 負の連鎖になってしまう
- 支える家族にも負担が
- 予後のために
- 食事を変える試行錯誤
- 子どものがん
- 入院に付き添う大人の食費がかさんだ
- 帰宅後は気力も時間もなく、待っている兄弟のためにお弁当を購入
- 毎日の交通費も
→加入中の保険の付帯サービスをチェック
→自治体のファミリーサポート
- 抗がん剤の副作用にかかった費用が予想外
- 数年単位
- がんの種類によっては保険がおりないことも
- 悪性新生物?上皮内新生物?
- 先進医療特約に注意
- 特定の病院に限られていることも
- 医療費の目安を確認して、預貯金をためるか、保険に入るか
- がんになると保険に入れない
- 一般の医療保険・がん保険には基本入れない
- がん経験者向けの保険に
- 保険は必要な分、必要な期間だけ
- 公的なものがどれだけ受け取れるか?
- 住宅ローン返済中、子育て期間、働く期間…
種類別の治療費
年間の自己負担額
2012年度(!)の報告書より
大腸がん:126万円
胃がん:102万円
乳がん:66万円
肺がん:108万円
前立腺がん:97万円
想像以上の出費
ステージⅠのケース
- 乳がん
- MRI、CT、骨の転移を調べる検査など3か月で8種類
- 会計までいくらか分からない
- 検査だけで14万円(3割負担で)
- 乳房の一部切除、5泊6日、部屋代・食事代込みで77,640円
- 退院後の放射線治療、月20日間通院
- 検査・手術・放射線治療、348,930円
- 主治医から「オンコタイプ検査」を勧められる
- がん細胞の遺伝子を調べて再発リスクを予測する最新検査
- 術後に抗がん剤治療がが必要か判断するために必要…
- 検体をアメリカに送る
- 保険適用で13万円
- 抗がん剤は卵巣機能に影響が
- 子どもを考えるなら卵子凍結を
- 抗がん剤を早く始めるため、焦る中で決断
- 384,531円
- 1年で治療が一段落
- 窓口負担総額950,391円
- 貯金を取り崩さずに済んだ!
→傷病手当金へ
- マンモグラフィー、乳房エコー、血液検査、乳房腫りゅう針生研、乳房MRI、CT、骨シンチグラフィ、遺伝子検査
- 手術、放射線治療、抗がん剤の副作用を抑える薬、ホルモン療法、卵子凍結
ステージⅣのケース
- 乳がん
- 治療費+α
- 術後リンパ浮腫に
- できてたことができなくなるのはつらいので物を変える
- 調理器具を軽いものに買い替え
- グローブ・スリーブ
- リンパのケア
- ウィッグ
- 下まつげ用シール
- まつげエクステ
- 靴類
- 抗がん剤の影響で足の爪がもろくはがれやすくなった
- 治療費以外7年間で125万円
- 年間55万円というデータも
- 「命の危険に比べたら大したことないと思いたいけど、自分だけがみじめになってる感じがして」
- 前向きな出費
がんへの備え
知識も蓄える。
①高額療養費制度
- 上限を超えた額の払い戻し
- 上記乳がんのケースでの自己負担上限額は57.000円
- 70歳未満の高額療養費制度の自己負担
- 年収:自己負担上限額(月額):備えの目安(年間)
- 約を省略(笑)
- 1,160万円~:25万円:201万円
- 770万円~:17万円:135万円(急に上がる)
- 370万円~:8万円:64万円
- ~370万円:6万円:58万円
- 住民税非課税者:3.5万円:33万円
↑ここでいう年収は
会社員:個人の収入
扶養に入っている人:扶養者の収入
自営業:世帯全員の収入
- まずは12か月分を備える
- 付加給付がある場合も
- 健康保険組合などの独自の医療費補助制度
- 公務員の場合、付加給付で月の上限が一律2.5万円に!
- 月単位なので治療スケジュールに注意!
②医療保険
保険証券をチェック!
免責期間にも注意
→見直しの場合、重複するように
備えたつもりが①
- 3大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)をカバーする医療保険
- 月17,000円、掛け捨て
- ステージⅠの乳がんに
- 申告したら500万円振り込まれた(診断一時金)
- 手術・放射線治療への給付金57万円
- 窓口支払いは50万円♪
- 他臓器に転移してステージⅣ
- 「分子標的薬を飲みましょう。高いので覚悟して」
- 従来の抗がん剤以上に使われるようになった副作用が比較的少ない薬
- 月81,923円!
- 保険会社へ電話、保険金1円もおりない!
- 診断一時金は生涯で500万円まで
- 保険に入った当時は入院&手術のタイプ
- 通院治療は対象外…
- 見直しとけば良かった…
- 500万円を受け取って会社を辞めていた
- 病気の自分、子どもとの時間が大切
- パートへ
- 使い切った500万は、転移した場合の500万円だった
備えたつもりが②
- 20年以上昔の保険
- 入院20日以上でないと保険がおりなかった
- 15年以上前に契約した保険は入院日数の制限がないか要確認
備えたつもりが③
- 「点滴」の抗がん剤には保険が出るが、「服薬」の抗がん剤には出ない。費用的には変わらないのに
- 契約当時の治療法で給付条件が決まる
- 1~2年に一度は見直しを
見直し
- 加入中の保険会社+保険乗り合い代理店などで相談
③傷病手当金
- 病気やけがで3日連続して休業した場合、給与の2/3が受け取れる制度
- 会社員・公務員が対象
- 上記ステージⅠのケース、10か月で150万円
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あってよかった♪
- 診断一時金(複数回受給可能なもの)
- 通院保障(回数上限が多いもの)
- がんになったら保険料が免除になる特約
- 女性がなりやすい病気への特約
おすすめ記事
おしまいに
華大「僕ら二人が保険を見直そうって言うのもね(笑)」
これだけはやっておこう↓
- 高額療養費制度の限度額チェック
- 付加給付があるか?
- 医療保険・がん保険はこまめに見直す!
- がん検診を受けよう
最後までお付き合いくださりありがとうございました。