「あしたが変わるトリセツショー」は、食・健康・生活など、あらゆるテーマを最新科学と実験・調査に基づいて解き明かし、真のお役立ち情報満載の「トリセツ」(取扱説明書)を視聴者に提供する、大まじめなバラエティ番組です。
毎回「あしたがちょっと幸せになるお得ワザ」をたくさん紹介しています。
今回は「あご」のトリセツです。
あごに不調や違和感を覚えている方は約1,900万人!
なかでも代表的な病気が「顎関節症」なんだとか。
「平成28年歯科疾患実態調査」
儂、歯科医でマウスピースつくりましたもん(笑)
「咬筋(こうきん)」
咬筋とは?
- 咬筋とは
- 食事や会話などの時に働く筋肉
- 食べ物を噛み砕くために下顎を引き上げる動きをサポートし、強い力を発揮
- 全身の健康に影響
- 咬筋は顎だけでなく、全身の健康にも関与
- 噛む行為を通じて、唾液の分泌を促し消化を助けるなど、体全体の機能に影響を与えている
あごの不調が及ぼす影響
- 認知機能の低下
- 頭痛
- 歯周病
- 動脈硬化
- 肩こり
- 肺炎
- 飲み込み力低下
- 転倒
咬筋を疲弊させる悪いクセ
顎関節症は咬筋の筋肉痛?
- 噛みしめ・食いしばり
- ストレスや集中により、無意識に強く噛みしめる
(受験、恋愛問題、仕事環境、燃え尽き症候群…)
- ストレスや集中により、無意識に強く噛みしめる
- ガムの過剰な咀嚼
- 硬い食べ物の過剰摂取
- ちょい噛み
- 歯と歯がくっつく程度のちょい噛み状態が続くことで咬筋に大きな負荷がかかり顎関節症につながっている
(上下の歯は離れているのが正常!) - 顎関節症患者の8割以上はちょい噛みが起きている、とも
- 丸一日続くと負担度は睡眠中の歯ぎしりの60倍!
- 歯と歯がくっつく程度のちょい噛み状態が続くことで咬筋に大きな負荷がかかり顎関節症につながっている
こうした習慣を見直し、咬筋の負担を減らすことが重要らしい。
改善法
クセになったちょい噛みを改善しよう。
アラーム・呼吸法
① アラームを1時間毎に設定
※ バイブ機能でも◎
※ 2時間毎でも◎(笑)
☑ アラーム時にちょい噛みが起こっているか確認
→ 自分のちょい噛みクセを自覚
→ アラーム時、4割以上ちょい噛みアリなら咬筋に負担がかかっている可能性アリ
② アラーム時にちょい噛みしてた場合は大きく息を吐く!
☑ 息を吐くと自然と上下の歯が離れる感覚を覚えさせる
→ 悪いクセが起きたときに、別の行動を行うことでクセを塗りかえる認知行動療法
口を開ける
痛みをおそれずに「口を開ける」運動療法。
あごの痛みのため、口を開けなかったり動かさなかったりすることで、さらなる不調を生む悪循環が起こっている…。
そうは言っても痛いやん?
① エラの斜め前にある咬筋をしっかり押さえて、円を描くように10秒マッサージ
☑ 上下の歯を離して、少し痛いくらいの強さで
「ゴリゴリするのは凝っている(状態)」
② 顔を上に向けて大きく口を「おー」と開けて5秒キープ、口を閉じながら正面に戻す
※ 大きな口が難しい場合はすぼめて
①のマッサージ10秒→②の口開け5秒 ×3が1セット。
①でほぐして②でストレッチ。
朝晩3セットずつ行うと効果的。
毎日やるべきことが多すぎる
鶴太郎さんになってしまうよ?
- 激しい痛みが生じたら運動を中止!
- 不調や痛みで生活に支障がある場合は歯科や口腔外科の受診を!
「舌骨上筋群」
「舌骨上筋群」とは?
「舌骨上筋群」(ぜっこつじょうきんぐん)は、舌骨の上に位置する筋肉群の総称。以下の4つの筋肉から構成されている。
- 顎舌骨筋(がくぜっこつきん)
- 顎二腹筋(がくにふくきん)
- 茎突舌骨筋(けいとつぜっこつきん)
- オトガイ舌骨筋(おとがいぜっこつきん)
これらは主に嚥下(飲み込み)時に働く筋肉の集まり。飲み込みの交通整理役。
こやつのムキムキ化が健康長寿への道。
「舌骨上筋群」の筋トレ
舌骨上筋群は加齢とともに衰えるので、負荷をかけたあご筋トレで誤嚥予防。
(日本では年間5万人が誤嚥性肺炎で亡くなっている)
ゴムボールを使った筋トレ
① 背筋を伸ばし、ゴムボールをあごと鎖骨に挟む
② 息を吐きながらボールを押し5秒キープ
※ 1セット10回を1日3セット行うと効果的
※ ゴムボールは反発力のある10cm前後のサイズが◎
※ ボールがなくてもバスタオルで代用可能!あごに挟める大きさにタオルを丸めてボールと同様の運動を
- 首に痛みがある場合、首が動かしづらい場合は行わない!
吹き戻し
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おしまいに
儂は、口開かない、顔痛いがストレスのバロメータになってます。
セルフケアと受診でしっかり咬筋ケア。
最後までお付き合いくださりありがとうございました!