「あしたが変わるトリセツショー」は、食・健康・生活など、あらゆるテーマを最新科学と実験・調査に基づいて解き明かし、真のお役立ち情報満載の「トリセツ」(取扱説明書)を視聴者に提供する、大まじめなバラエティ番組です。
毎回「あしたがちょっと幸せになるお得ワザ」をたくさん紹介しています。
今回は「コーヒー」のトリセツです。
コーヒーの健康パワー
コーヒーには
- 2型糖尿病の予防
- 肝機能の保護
- 痛風発症リスクの低下
- 脂肪燃焼
- 美肌効果
- 認知機能の保護
- 脳卒中のリスク低下
などのさまざまな健康効果が報告されている。
主な成分として考えられているのが、コーヒーに豊富に含まれるポリフェノールの一種、クロロゲン酸。
糖を分解する酵素の働きを妨げることで、血糖値が上がりにくくなり、糖尿病の予防が期待されているほか、強い抗酸化作用が、肝臓の機能を保護したり、肌のシミを抑えたりすることにつながっていると考えられている。
人の心を変える力⁉
親切力
コーヒーの香りを嗅ぐだけで人は親切になる⁉
番組の実験では4倍の成果が(笑)
ラットの実験でも、コーヒーの香りが脳のストレス耐性を上げる可能性があることが分かった。
「コーヒーの香りをかぐといい気分になる。そのいい気分のおすそ分けという形で他人にも親切になるのでは」
※ コーヒーは研究データが豊富な食品。
健康パワーを引き出す飲み方
コーヒーの健康パワーを期待するなら、量とタイミングが大事!
量
1日にブラックでコーヒーカップ3杯程度。
以下の方は1日1杯程度に控えるべし。
- 中学生以下、妊婦さん
→カフェインの影響が大きく出る - 高血圧の人
→重症(上160または下100mmHg以上)の方
→カフェインには一時的に血圧を上げる作用がある
タイミング
コーヒーを飲んでから体内のカフェインの量が半分になるまでに4時間ほどかかる。
※個人差アリ。
睡眠に影響が出ないように夜以降は飲むのを控えるか、カフェインの入っていないノンカフェイン(デカフェ)のコーヒーにするのが◎
(デカフェコーヒーにも、ポリフェノールが多く含まれている!)
胃酸が出やすくなるため、胃が荒れやすい人は食後に飲むのが◎
おいしい入れ方の極意
「んなもん、豆次第やろ?」
じゃなかった!
豆の真の姿
コーヒー豆は、コーヒーノキの果実(コーヒーチェリー)の中に入っている種。トロピカルフルーツのタネ。
- 生の状態では青臭いだけw
- 高温で加熱、乾燥させる「焙煎」という工程を経ることで、種に含まれるクロロゲン酸、糖、アミノ酸などが反応して、コーヒーらしい深い苦みや酸味、香りが生まれる。
- 生豆には約300種の香り成分があるが、焙煎を経ることで約900種に!
湯を注ぐ
焙煎したコーヒー豆は、酸味や苦み、香りの塊。
しかしこのままだと苦みが強すぎる!
重要なのがお湯を注ぐこと♪
味や香りを引き出す。
バリスタ流入れ方
日本一3回!世界大会(2024年5月)3位!に輝いたバリスタ・石谷貴之さんに、家庭でも簡単に実践できるおいしいコーヒーの入れ方を学びました。
毎回狙った味、同じ味を出すのがプロのワザ。
「コクのある芳醇なコーヒー」
豆とお湯
- コーヒー豆とお湯の量(重さ)の比は、豆1:お湯15
- お湯の温度は90℃
→沸かした湯を別の容器に移すと適温に。
お湯の入れ方
4回に分けて入れる。
メリハリ大事!
それぞれに入れるお湯の量は、
1湯目:2湯目:3湯目:4湯目=2:4:2:2が目安。
1湯目:お湯を注いで浸透を待つ30秒の「蒸らし」
※ここでの蒸らし時間を長くすると苦みが抽出されやすい。
※コーヒー豆にはたくさんの穴が開いており、穴の中の空気やガスがお湯と豆が触れるのを邪魔している。お湯で空気やガスを追い出して、成分が溶け出しやすくする。
2湯目:お湯を多めに注ぎ、 酸味や香りを抽出。
3湯目:2湯目が注ぎ終わってから10秒ほどで注ぎ始める。
4湯目:3湯目が注ぎ終わってから5秒ほどで注ぎ始める。
1~3湯目は円を描くように注ぎ、 4湯目はまっすぐ中心へ注ぎ入れる。
シン・コーヒー調味料
コーヒーの香りには、さまざまな食材の味を引き立てる効果がある。
「コーヒーオイル」
- コーヒーの香りを油に移した調味料「コーヒーオイル」
- コーヒーの香り成分の多くは油に溶けやすく、苦みは溶けにくい。
- ふだんの料理に少しかけるだけで、香り豊かになり、高級感UP!
- 番組ではコンビニで買ったクラムチャウダー、ミートソースパスタ、バニラアイスなどにかけた。
→香りは邪魔せず、美味しさを押し上げる⁉ - 魚介やお肉を使った料理、麺類に合わせるのが◎
- バニラアイスにも合う。
※ かけ過ぎ注意! 1日小さじ1杯まで。
- 挽いたコーヒー豆(インスタントコーヒーNG!):大さじ2
- サラダ油(香りの強くない油):100mL
① サラダ油に、挽いたコーヒー豆を入れてよく混ぜる。
② 500Wで1分レンチン。
※ ラップ無し。
③ 取り出して軽くかき混ぜ、1分おく。
④ お茶用フィルターでこす。
※ コーヒー用の紙フィルターでは油が落ちるまで時間がかかりすぎる!
※ 冷蔵保存して1週間で使い切る。
「コーヒー香る生クリーム」
- 泡立てたクリームを好みの料理に乗せるだけ!
- 塩入りクリームはチキンソテーやカナッペなどの料理に、砂糖入りのクリームはパンケーキなどのおやつに乗せるのが◎
※ 乗せ過ぎ注意!1日大さじ1杯まで。
6人分×2日の多めの量
- コーヒー豆:大さじ2
- 生クリーム:200mL
- 塩または砂糖:適量
① 生クリームにコーヒー豆を入れ、冷蔵庫に一晩おく。
② 好みで塩や砂糖を加えて泡立てる。
※ クリームは2日ほどで使い切る!
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おしまいに
「コーヒー1日3杯で2年寿命が延びる」
最後までお付き合いくださりありがとうございました!