「あしたが変わるトリセツショー」は、食・健康・生活など、あらゆるテーマを最新科学と実験・調査に基づいて解き明かし、真のお役立ち情報満載の「トリセツ」(取扱説明書)を視聴者に提供する、大まじめなバラエティ番組です。
毎回「あしたがちょっと幸せになるお得ワザ」をたくさん紹介しています。
【放送日】2024.12.12(木)
【放送局】NHK
【放送時間】木曜 19:30~20:15 再放送有
【番組名】あしたが変わるトリセツショー
【企画名】お酒とのつきあい方
【MC】石原さとみしばひで
今回は「お酒とのつきあい方」のトリセツです。
まぁ時節柄ね。
なんでも、死亡率が減るのに気持ちいい、夢の飲み方があるのだとか!
耳寄りなお話?
それとも耳の痛いお話?
座して見ようかな(笑)
タイプ別 酒リスク診断
酒に弱い体質は、日本を含む東アジアに多く
- 韓国:30%
- 日本:44%
- 中国:52% が弱い。
「もともと縄文人は飲めるタイプだったが、大陸から稲作文化を持った人たちが入ってきて、その中に、飲めないタイプがいた。両者が混ざって今の分布が形成された」
5つのタイプ
- 酒との相性は、主に遺伝子によって決められている。
- 日本人は「強い」「弱い」だけではない5つのタイプに分けられる。
- 自分の遺伝子タイプを知ると
- 「二日酔いのなりやすさ」
- 「依存のしやすさ」
- 「内臓の疾患のリスク」 などが知れる。
- 酒との相性には主に2つの遺伝子がかかわっている。
- アルコール分解能力
- アセトアルデヒド分解能力
アルコールは体内に入ると、アルコール分解酵素でアセトアルデヒドという物質に生まれ変わり、さらにアセトアルデヒド分解酵素で分解されて、無害な物質となり体外に排出される。
▷最初のアルコール分解が苦手
→酔いが残りやすく、ふわふわとした感じが長時間続く。
▷次のアセトアルデヒド分解が苦手
→顔が赤くなったり、頭痛や吐き気などの不快な症状がおきやすい。
酒との相性診断♡
今ではなく昔を思い出して。
- コップ1杯のビールを飲める
×→E:下戸 - 2日酔いは気持ち悪いというよりまだ酔っているような感覚である
◎→A:酔いが抜けにくい - 一杯飲んだだけで陽気になったり、お酒を飲むことを考えるとテンションが上がったりする
◎→C:飲めると勘違いしやすい - 飲み会で一杯飲み終わるころには赤くなる
◎×→5へ - 飲み会の途中や2次会で気持ちが悪くなったり眠くなったりする
4,5ともに×→B:酒豪
4,5で1つでも◎→D:赤くなり不快反応が出やすい
5タイプの特徴・注意点
A型:酔いが抜けにくい
日本人全体の3%
アセトアルデヒドの分解は得意だが、アルコールの分解が苦手。
→アセトアルデヒドが引き起こす頭痛や吐き気などの不快症状は出にくいが、アルコールによる心地よさが抜けにくく、最もお酒に依存しやすい。アルコールがずっと体に残っている状況、酒が切れている時間の方が少ない。
B型:酒豪
全体の50%
アルコールの分解もアセトアルデヒドの分解も得意。
→いくら飲んでもよさそうだが、酔うためにはたくさんの量が必要なため肝臓に負担をかけがち。肝疾患に注意が必要。
C型:飲めると勘違い
全体の3%
アルコールの分解もアセトアルデヒドの分解も苦手。
→それなのにアセトアルデヒドによる不快症状が酔いによって隠されてしまうため、飲めると勘違い。飲み過ぎによる健康リスクに特に注意が必要。
D型:顔が赤くなり 不快反応が出やすい
全体の40%
世界で珍しいタイプ?
アルコールの分解は得意だが、アセトアルデヒドの分解が苦手。
→頭痛や吐き気などの二日酔いが残りやすい。
E型:下戸
全体の4%
アセトアルデヒドの分解がとても苦手。
→気持ち悪くなりやすさTOP。急性アルコール中毒など、お酒を飲む際にはかなり注意が必要。
注意
「酒リスク診断」はあくまで目安。正確に知りたい場合は、唾液による遺伝子検査を。3~5千円也。
アルパ飲みとは?
死亡率が減るのに気持ちいい、夢の飲み方?
時代は「酒に適量なし」
科学的に「酒に適量なし」を示す研究が次々と発表されている。
中でも恐ろしいのが「アセトアルデヒド」の働き。
アルコールの代謝物・アセトアルデヒドは人間の細胞の中にあるDNAを傷つけることが分かってきた。
…DNAの構造が壊れたり、DNA同士がくっついたり。
何度も傷つくことでDNAの修復に失敗した細胞が増殖しておこるのが、がん。
特にがんのリスクが高いのが「酒の通り道」である口腔・咽頭、食道、胃、大腸など。
1日にビールを2杯飲みつづけると
- 口腔・咽頭がんは約3.2倍
- 食道がんは約2.6倍
- 大腸がんは約1.4倍
リスクが上がってしまう、という研究も。
「酒は百薬の長」は、今や死語。
最初30分が肝心
肝だけに(笑)
今年、厚生労働省が出した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」に書かれているスゴ技?
「1杯目を30分かけて飲む」
さすれば、気持ちよく酔えるのに飲酒量は減少?
- 酒を飲んでから酔いが回るまでには、どんなに量を飲んでも約30分かかる。
- 早く飲んだときと遅く飲んだとき、酒による「心地よさ」はほぼ変わらないものの、「具合の悪さ」は遅く飲んだ方が大きく減少。
- 酔いが回るまでの30分の間に1本のペースで飲むだけで、飲む量を減らせて、気持ちよく酔うこともできる。
- 1杯目を30分かけて飲むことができれば、2杯目以降は自由に飲んでOK。その後は自然と酒量が減っていく!
「お酒が進まなくなる…」
「アルコールパフォーマンス」を上げる飲み方
→「アルパ飲み」
アルパアイテム?
砂時計みたいな「ゆっくりビアグラス」
↑予約受付中のようです
どうやったってグイっとはいけない形状(笑)
銀シャリ・橋本「知ってると知らんとで人生変わる」
ノンアルのススメ
アルパを高めるにはノンアルコール飲料!
ノンアルは、近年、急速に進化を遂げているらしい。
「(風味が?)近い!近い!」
日本酒のノンアルも存在しており、だんだん味が良くなっているらしい。
焼酎は?
泡盛は?
ノンアルの飲み方
ノンアル飲料は
「酒と一緒に楽しむ新チェイサー」
1杯目
ビールの「のどごし」や「冷たさ」を欲するとき。
→1杯目にノンアルビールを飲む!
酔いが回るのには30分かかるため、1杯目の「のどごし」を楽しみたいならアルコールが入っている必要はない!
2杯目
1杯目を30分かけて飲むことが難しい。
とか
1杯目を早く飲んでしまった!
そんな場合は2杯目にノンアル飲料を飲む。
「1杯目アルコール+2杯目ノンアル=30分」で、1杯目のアルコールを30分かけて飲むアルパ飲みと同様の効果が。
ラストオーダー
ラストオーダーで「もう1杯」
→最後はノンアルで締める!
アルコールが回るには30分かかるので、最後はノンアルでも十分楽しめることになる。
無駄酒で、体を余計に傷つけていた…。
なぜ酒を飲むのか?
脳を操る酒の魔力…。
キイロショウジョウバエで研究。
ハエも酒が大好きなんですって。
急な親しみ
ハエも酔っぱらう…。
3日間、酒を自由に飲んだハエの脳は
→快楽伝達物質ドーパミンの受容体が増える。
→快楽が暴走!
快楽を求めて飲みたい気持ちが抑えられなくなる。
減酒のためにもノンアルのススメ。
ガイドライン
今年、厚生労働省が出した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」には
生活習慣病のリスクを高める飲酒量は
1日平均 純アルコール量で
男性40g 女性20gほど
20gはこれぐらい
純アルコール量20gの目安は次の通り
- ビール(5%)
→500mL:ロング缶、中ジョッキ - 日本酒(14%)
→180mL:1合 - 焼酎(25%)
→100mL:グラス1/2杯 - ウイスキー(40%)
→60mL:ダブル1杯 - ワイン(12%)
→200mL:グラス2杯
カロリーや塩分を気にするのと同様、酒を買うときに「純アルコール量」を意識すると、日々の飲酒量を管理しやすくなる。
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おしまいに
あぁ耳が痛いwww
って焼酎飲みながら見てる儂。
ダメだこりゃ
でも30分システムは気をつけてみようかな?
手遅れだと思うけど
最後までお付き合いくださりありがとうございました!