「あさイチ」は、NHKが生放送でお届けする情報番組。視聴者に役立つ生活実用情報から、身近な社会問題、エンターテインメントまで、旬の話題を深掘りしています。
生活がちょっと楽しくなり、気持ちが軽くなるような内容が満載です。
キャスターを務めるのは、博多華丸・大吉さんと鈴木奈穂子アナ。彼らの親しみやすいトークと多彩なコーナーが、毎朝のスタートを明るく彩ります。
いじめ認知件数は過去最多、73万2,568件。
2学期はいじめが深刻化しやすい時期。
夏休みの今が、ゆっくり話して、休み明けの対応に備える最適なタイミング。
「大人が早く気付くことで子どもを救える」
- ナレーションは、自身もいじめを受けた経験がある代永翼さん
- 公認心理士・魚住絹代さん
- NPO法人代表理事「いじめ探偵」阿部泰尚さん
いじめ発見チェックシート
□腹痛や頭痛、吐き気など、 身体の具合が悪いと訴えるトイレからなかなか出てこなくなる
□急に食欲が無くなったり、黙って食べるようになる
□寝つきが悪かったり、眠れなかったりする日が続く
□ふだんよりも夜更かししている 極端に寝起きが悪くなった 布団からなかなか出てこない
□衣服の汚れや破れが見られたりよくケガをしたりするようになる
□表情が暗い 元気がない さえない ぼんやりしていることが多い
□イライラしたりおどおどしたりして落ち着きがなくなる
□いじめられている友人の話 友だちや学校の不平不満を口にするようになる
□言葉遣いが乱暴になり家族に反抗したり八つ当たりをする
□わざとらしくはしゃいだり妙にニコニコしたり無理に明るく振る舞おうとする
□部屋に閉じこもることが多く外に出たがらない
□ひとりで登校したり遠回りして帰ってくるようになる
□学校へ行きたがらない 「転校したい」や「学校をやめたい」 「生まれ変わりたい」などと口にする
□ ため息をついたり涙を流したりしている
□「どうせ自分はだめだ」などの自己否定的な言葉を口にする
□ いじめの話をすると強く否定する
□感情の起伏が激しい感情のコントロールがしにくくなっている
□現実を逃避する 「死」について関心を持つようになる
□土日祝日や夏休みなどの長期休みに入ると機嫌がよくなる
□スマートフォンやSNSをひどく気にするようになる
□ 携帯やメールの着信音に敏感になる
□長時間見ていたスマホを全く見なくなった 触らなくなる
□急にネットゲームなどの課金をする ネットでの買い物が増加する
□学用品や所持品 教科書を紛失したり 落書きされたり壊されたりする
□家庭から物品やお金を持ち出したり余分な金品を要求したりする
□買い与えた覚えのない品物を持っている(買わされたようだ)
□学校の様子を聞いても言いたがらない 友だちのことを聞かれると怒りっぽくなる
□親しい友だちが家に来なくなる
□親の学校への出入りを嫌う
□家族と視線を合わせない関わろうとしない 避けるようになる
※ 10項目以上当てはまったなら早急な対応が必要。
子への対応
いじめがあると分かった時
- 「最近何かあった?」とフラットに聞く
- 深く追求しない
- 親が感情的に反応すると不安になって心のシャッターを下ろしてしまう
学校にどう相談?
経験談
- 子どもから聞き取った内容をまとめ、学校に提出
- 陰湿で巧妙になってきているため現場をおさえることはできず
- 学校「証拠がないと対応が難しい」
- 顔を血だらけにして帰宅
- 絶対許さない!本気で戦おう
- 学校「学校の外で起きたことなので介入できない」
- 学校の中で決定的な証拠がないとダメ?
- 子にボイスレコーダーを持たせた
- 学校「記録はやめて欲しい」
- 担任がやり取りに疲れて休職
- 子どもも学校を休むように
- わが子がいじめられるとつらすぎて正気を失ってしまう
- 解決はしなかったが、クラス替えでいじめはなくなった…
大吉先生「ボイスレコーダーの音声をお母さんがどんな気持ちで聞いたのかと思うと…」
相談ノウハウ
- ↑上記は何も間違えてないし、やれるだけのことはやったと思う
- いじめ防止対策推進法に「学校の内外を問わず」と書かれているので、外のものもやらなきゃいけない
- 学校は「責められてる」と感じると扉を閉ざす
- 相談する前に求めることをメモに書き出して優先順位をつける、冷静になる
- まずは電話で相談
- いつ
- だれが
- どこで
- なにをした
- 「いじめた子たちは叱らないで」と伝える
- 相談窓口を変える
- 校長
- 副校長
- 教頭
- 生徒指導主事 など
教育委員会・警察へ
教育委員会や警察など複数の機関に相談。
- 出血、骨折を伴う大けが
- 長期間お金をとられ続ける
- 精神科を受診して診断がおりている
- 年間30日以上の欠席
こんなにひどくならないと相談できないの?
子どもの頃に受けたいじめ、今は?
- いまだ人間関係の構築ができない
- 信じられなくなった
- 心の中で壁をつくっている
- 親は、弱音を吐ける環境にしてほしい、共感してほしい
- ネット掲示板に悪口をかきこまれる
- 「見ないようにしたら?」
- 自傷行為へ
- どんな方法があるか、どんな逃げ道があるかを知りたかった
- 頭痛や微熱など体調に異変があるも、親には打ち明けられなかった
- いろんな病院でいろんな検査、異常なし
- 無理やり登校させられたことも
- 「行かなくていいよ」の言葉が欲しかった
- 何をしてほしくないかも聞いてほしい
いじめ加害者
- いじめが原因で先生から聞き取りがあった
- 親:相手に悲しい気持ちにさせてしまった申し訳なさ
- 子:威圧的に聞き取られたショックの方が大きかった
- そのため相手の気持ちに向き合えてない印象
- 再び呼び出される
- これ以上問題を起こしてほしくない
- 子に不信感と怒り(親自身いじめられた経験アリ)
- 子の行動や持ち物を常にチェックするように
- 息苦しさを覚え、反抗的に
- 強い言葉で叱責してしまう
- 母親としての自分も否定するように
- 産んでからの十数年全部ダメなんだ
- 何もかもが後悔
- 加害者の見方になってくれる人は少なく、孤立
- 「私なんていなきゃよかったんでしょ」娘を追い詰めていた
- 味方の大人がいないと子どもも頑張れない
- 加害者であっても守ってあげないといけない
- いじめをしている子には背景がある
- いきなり強く責めると自分の存在を否定してしまう
- 話を受け止めながら、反省を促す
- 孤立は逆効果
みんなの経験談
- なんでもっと早く言ってくれなかった?
- 言ってもらえなかった関係自体が後悔
- 子:言って味方になってくれるかどうか?学校に行かされるかもしれない。あんたもなんかしたんやろ?って言われたら居場所がなくなってしまう
- 学校を休ませ、先生に対応を求めた
→聞き取り調査、複数の生徒からの証言でいじめ認定
→いじめ児童からの謝罪
…謝罪って何?やったことが帳消しになるワケじゃないからな
→保健室登校を経て通えるように - 子:味方になってくれて、学校行かなくていいよの言葉に安心感が
- いじめにあっても大事にしたくなかった、終わるの待とう、と
- 子とコミュニケーションとれてても、いじめのことは話してくれなかった
- 自分の性格が悪くてブスだから仲良くできないんだ、自分が悪いんだと思っていた
- まず聞いて、あなたは悪くないと伝えて
- 夏休み中に学校と相談、担任以外も巻き込んで
- イヤなことがあったらメモをする
- 自分の気持ちを文字にすることで整理できる
- 「気付いてあげられなくてごめん」
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おしまいに
盗撮先生グルの件もあるしな。
でもまっとうな先生やってる友人の疲弊を見ると、何も言えないな。
会社のいじめもなかなかよね(笑)
最後までお付き合いくださりありがとうございました。