「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明してくれるので、視聴者が再現しやすい料理番組であります。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しめます。
【放送日】2025.4.30(水)
【放送局】NHK
【番組名】きょうの料理
【本放送】Eテレ 月~水曜 21:00-21:24
【再放送】Eテレ 火・水・翌月曜 11:30-11:54 総合 木曜 11:05~11:29
【企画名】タサン志麻の小さな台所
【料理人】タサン志麻
【ナレーション】浜野謙太
【料理名】ローストポーク
タサン志麻さんがご自身の台所から、日々のごはんづくりを楽にする知恵を教えて下さるシリーズ、「タサン志麻の小さな台所です」。
今回は
- 大型連休にチャレンジしたいオーブン料理
- 旬のお豆のレシピ
- 新緑を彩るメニュー
であります。
ナレーションは浜野謙太さん。声がとても心地よいです。
「ローストポーク」
志麻さんからオーブンのふだん使いをおススメ。
「おいしさも効率もかないますよ」
ローストポークは「たくさんつくっておいて、まずはそのまま、翌日はサンドイッチの具として食べることが多いです。カレーやシチューにもなる便利な一品」とのこと。
肉汁のウマミを最大限活用したレシピであります。
豚肩ロースブロック:2本(1~1.2kg)
白ワイン:1/2カップ
メークイン:2個
にんじん:2本
玉ねぎ:1個
さやいんげん:10本
好みのハーブ:適量
ここではローリエ、タイムを使用。イタリアンパセリ、ローズマリー、バジルも◎
塩・こしょう
サラダ油
醤油
バター
① 下ごしらえ
・ 豚肉(1~1.2kg)は常温に戻す。
・ 豚肉は水けを取り、塩(小さじ2、肉の重さの1~1.2%)、コショウ(適量)をすり込む。
※ 焼くと肉の脂で塩・コショウが流れ落ちるため、下味はしっかり。
・ オーブンは100℃に温める。
② フライパンにサラダ油(大さじ1)を強めの中火で熱して豚肉を入れ、全面にしっかり焼き色をつける。
※ 油が足りないとうまく焼き色がつかない。足りなければサラダ油(適量)を加え、肉を少し持ち上げて、フライパン全体に油を回す。
※ 煙が立ったら火が強すぎ!
※ 特に脂身をしっかり焼き、 オーブンに入れる前に余分な脂を落としておく。
③ 天板にオーブンペーパーを敷いて豚肉を並べる。肉に、フライパンに残った油をかけてハーブをのせ、100℃のオーブンで1時間焼く。
④ 焼き加減を確認!
・ 肉の一番厚いところの中心まで竹串を刺し、唇に当てる。
→「熱い」場合は焼きすぎ
→「温かい」は適度に焼けた
→「ぬるい」は10分追加で焼く様子を見ながら
→「冷たい」は30分追加で焼く様子を見ながら
⑤ 焼き上がったら、庫内で15分休ませて肉汁を落ち着かせる。
※ 焼いてすぐ切ると、肉汁とウマミが流れ出る。保温しながら休ませるとしっとり。
※ オーブンの外で休ませるなら、アルミホイルをかぶせて。
⑥ ソースをつくる
・ ②のフライパンを中火でしっかり熱して白ワイン(1/2カップ)を加え、アルコールをとばす。
※ フライパンに残った肉のうまみを浮かせ、ソースに溶かす。
・ 水(1/4カップ)を加え、1/3量まで煮詰める。
・ 塩(少々)で味を調える。好みで醤油(小さじ1/3程度)を加えるとコクが出る。
・ 天板に残った肉汁をすべて加え、味をみて薄ければ煮詰める。
⑦ 添え物たち
・ ジャガイモ(2個)とニンジン(2本)は1cm厚さの輪切り。
・ 玉ねぎ(1個)は8等分のくし形。
・ さやいんげん(10本)はヘタを除く。
・ 鍋にたっぷりの湯を沸かし、ニンジンを3分ゆでる。
・ 残りの野菜を加えてさらに3分ゆで、引き上げて湯をきる。
・ 鍋にゆで汁(1/4カップ)を残してバター(20g)を加え、中火。沸騰させながら混ぜて乳化。
・ 火を止めて野菜を戻し入れ、からめる。
※ 乳化させてから和えることでバターの脂っこさを軽減、コクと風味を適度に加える。
⑧ ローストポークを食べやすく切って器に盛り、ソースを回しかけ、野菜を添える。
※ 保存法:ローストポークは塊のまま4日間冷蔵保存◎
【全量】2,960kcal 塩分14.2g
志麻さんの愛用ツールや離乳食まで載っています
段取りのコツは必見!
お悩み解消やアレンジ展開が非常に参考になりました↓
この回紹介されたレシピ
「ローストポーク」
「豆のオムレツ」
「グレープフルーツのパウンドケーキ(キャトルキャール)」
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タサン志麻さん愛用品
スライサー
志麻さんが家政婦を始めた当初、唯一持参していたアイテム。
手軽で美味しいフランスの定番サラダ「キャロットラペ」で威力を発揮。

ザル
ザルにボウルを被せて蓋のようにし、上下に振ればサラダスピナーに。
また、柔らかく茹でた野菜をギュッと押し付けて裏ごし器として使うことも。
スリースノー製をサイズ違いで愛用。

ボウル
深さがあり洗いやすいものを。
コンテの大中小を愛用。
ペティナイフ
カボチャや大きな塊肉以外は基本的にペティナイフ1本で調理なさってます。
ミソノ製。

ブレンダー
ブラウンのものを。
ティファール鍋セット
オーブンに入れたりそのまま食卓に出したり。
フライパン専用の蓋があるセットが◎だそうです。

まな板
「BIKITA Wood Life」の舟形ボード。
小回りの利く小さなものを使っていらっしゃいますね。
残念ながら現在は入手できないのかな。
タサン志麻さん情報
タサン志麻さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日:1979年生まれ
- 出身地:山口県長門市
- 職業:料理人、元家政婦
- 家族:フランス人の夫と3人の子(2男1女)
- 経歴
- 大阪あべの・辻調理師専門学校および辻調グループフランス校を卒業
- フランスの三つ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」で修行
- 帰国後、四ツ谷の老舗フランス料理店などで15年間料理人を務める
- 退職後、「家政婦紹介サービス・タスカジ」に登録し、出張料理専門の家政婦として活動
- 「予約の取れない伝説の家政婦」として注目を集める
- 特徴
- フレンチの技術をベースにした家庭料理
- 働く家庭や子育て世代に寄り添う温かい料理が魅力
- 依頼先の家庭の冷蔵庫にある食材を使い、家族構成に合わせたつくりおきを片付け込み3時間で仕上げる仕事ぶり
- その他
- メディア出演や著書も多数
- 2023年春、自然豊かな地方に古民家を購入、家族とともにリノベーション
- 自然あふれる地方暮らしをスタート
- 暮らしの豊かさや食の楽しさを発信し続けている
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!