「ジョブチューン」は、さまざまな職業のプロフェッショナルが自らの職業のヒミツをぶっちゃける新型職業情報バラエティです。
普段は知ることができない職業の裏側や魅力、面白さを紹介しており、職業に対する理解が深まる番組であります。
【放送日】2025.3.15(土)
【放送局】TBS系
【番組名】ジョブチューン
【企画名】ジャッジ企画
【参加社】キユーピー
「ジャッジ企画」は、さまざまな商品をプロの料理人7名が試食し、値段に合った味や品質なのかを評価する人気企画です。
容赦なく「合格」か「不合格」でジャッジされ、4名以上が「合格」の札をあげたら、その商品は「合格」、3人以下なら「不合格」となってしまいます。
そんなジャッジ結果は、視聴者のお買い物やメニュー選択の参考になっているようです。
今回は、パスタソース業界の大手3社が登場。
自慢のパスタソースで超一流イタリアンシェフに挑みました。
どんな結果が出ても「お気に」は買い続ける所存ですが(笑
それでもやっぱり気になる合否結果、一流料理人のコメント付きでお届けします!
「キユーピー」について
みんな大好き!ご存じ!「キユーピー」ですが、改めてちょっとだけまとめてみました。
キユーピーは、日本の大手食品メーカーで、特にマヨネーズのブランドとして有名。1919年に創業し、調味料やパスタソース、ベビーフード、惣菜など幅広い食品を展開しています。
特徴
- 日本初のマヨネーズを販売
- 1925年に国産マヨネーズを発売し、以来、日本の定番調味料として定着。
- パスタソースの展開
- 「あえるパスタソース」シリーズは、手軽に本格的な味が楽しめると人気。
あえるタイプやボトルタイプのパスタソースシェア№1
- サラダとヘルシー食品に強み
- ドレッシングや野菜加工食品、低カロリー食品なども充実。
- 日本で初めてドレッシングを発売。
- ベビーフード・介護食の開発
- 赤ちゃん向けの「キユーピーベビーフード」や、高齢者向けの「やさしい献立」シリーズを展開。
表記のヒミツ
- 「キユーピー」の表記は「キューピー」ではなく「キユーピー」
- 創業当時の日本語表記の慣習によるもの。
- 昔は小書きの「ュ・ョ・ャ」を使うことが一般的でなく、1957年の社名変更時も「キユーピー」と表記された。
- さらに、文字の視認性を考慮し、均等なデザインになるようにこの表記が採用された。
- 発音は「キューピー」だが、現在も公式表記は「キユーピー」のまま。
「キユーピー」は、健康志向の食品開発にも力を入れており、サラダやパスタ、調味料の分野で日本の食卓に広く浸透しているブランドであります。
3社共通の想い「市販のパスタソースはウマい!」
5位「しょうゆ&ペパー」
「パスタを手作りオイルソース醤油&ペパー」
・1997年発売のロングセラー。
・食材と炒めて作るボトルタイプ。
・使う直前に振ることで味にキレが出る。
・食材と一緒に炒めることで香り立ちが良くなる。
・ドレッシングの技術を駆使した2層構造。
・「あえての不均一さを意識しての2層構造」
・7人前、パスタ700g用。
合格:7名(満場一致)
不合格:0名
【一流料理人コメント】
「ジャパニーズパスタの世界ではすごく楽しい商品」
「ゆでたパスタに納豆のせてコレかけて納豆パスタ、しょうが焼きをのせてしょうが焼きパスタに」
「汎用性を感じた、炒め物に使っても面白い」
4位「アラビアータ」
「あえるパスタソースアラビアータ完熟トマトの旨辛仕立て」
・アラビアータ部門売上1位。
・激辛まではいかない、じわじわ辛さが感じられる仕立て。
・技術が詰まった一番の自信作。
・乳酸発酵卵白:卵白を乳酸菌で発酵させたもの。隠し味に。
合格:7名(満場一致)
不合格:0名
【一流料理人コメント】
「(試食中)しっかり辛い」
「フルーツの果汁を使って酸味を補うのが素晴らしい」
「ホントすごいですね(笑)」
「みんなが美味しいと思えるバランスを探していくのはなかなか出来ることではない」

3位「バジルソース」
「Italiante バジルソース」
・かけるだけのボトルタイプソース。
・採れたての国産スイートバジルを使用。
・いろんな商品に使う設計、「ジェノベーゼ」ではない。
・ペーストにする加工工場がバジル畑のすぐ近く。収穫してから24時間以内にペースト状に。そのスピードによって色、味、鮮やかさが出せている。
合格:5名
不合格:2名
【一流料理人コメント】
「変色しない?」
→しにくい設計。キユーピーのドレッシングボトルの技術が詰まっている。
「びっくりしました」
「鮮度を感じる清涼な香り、彩りも変色しない、僕らも怖い、ここまで来てるのかと驚き」
「味の厚み…、香りが突出していれば他の下支えも必要」
2位「カルボナーラ」
「あえるパスタソースカルボナーラ 濃厚チーズ仕立て」
・あえるパスタソースカルボナーラ部門9年連続№1!
・日本人好みのクリーミーさ。
・マヨネーズで培った乳化の技術を応用。
・本場では使わない、ブルー系チーズをあえて使用。
・キユーピーのカルボナーラの定義は「卵のコクとなめらかな口当たり」
・レトルト食品は後で強い加熱をかけるので、タンパク質が多いものはボソボソもろもろしてしまう。実際の配合として加えるのは難しい。
・殺菌をかけた後の分離・凝集…、卵の比率を上げるのは難しい。
・本当のカルボナーラを永遠に追求していきたい。
合格:3名
不合格:4名
【一流料理人コメント】
「ソース自体は美味しかった、卵の感じとかは間違ってない方向」
「カルボナーラのレトルトのクオリティをあげるのは、卵の取り扱い長けているキユーピーの使命」
「もっと開発していってほしい」
「カルボナーラって何ですかね?どういう風にとらえられてるのかな?」
「世間はホワイトソースベースと認識してる方が多い。イタリア料理店で食べると全然違う、卵ソースですからね。味わいの傾向がまるで違うもの」
「ベーコンをふりかけのように後入れしたら、卵のつぶつぶ感は隠れない?」
「カルボナーラであるかどうか、それだけ」
「ソースの味が悪いという意味ではない。卵のレトルト化は本当に鬼門」
「ベシャメルべースでやらざるを得ない事情は理解してる、ただカルボナーラと言われると、そうじゃない」
1位「たらこ」
大看板商品。
「あえるパスタソースたらこ」
・2002年発売、不動の人気№1。
・配合特許をとっている。
・低温加熱殺菌で生のたらこのようなつぶつぶ感。
・香りにこだわった固形バター。
・目指したのは手作りのたらこパスタ。
合格:7名
不合格:0名
【一流料理人コメント】
「あえるだけ、と、この価格ですよね(素晴らしい)」
「食欲をそそるたらこの香り」
「たらこを入れすぎると生臭くなる、あえて生臭い手前の香りまでもってきて、シンプルにこの値段で出す、尖ってていいな」
「バランス、たらこ感の黄金比がしっかり活きてる」
「値段も安い、すごく便利、それで美味しい、日本の家庭で食べるパスタでは素晴らしい世界観」
「卵を扱わせたらキユーピーさん、最高ですね」
結果まとめ
合格
- しょうゆ&ペパー(満場一致)
- アラビアータ(満場一致)
- バジルソース
- たらこ(満場一致)
不合格
- カルボナーラ
今日の3社の結果
「食全体では喜ばしいこと、でも僕らにしてみれば若干脅威(笑)。全体的なレベルは、ここ最近スゴい!僕らも襟を正さなければならない。勉強させてもらって頑張ります!」
超一流料理人
- 弓削啓太さん「SALONE 2007」
→2019パスタ世界大会優勝 - 原田慎次さん「アロマフレスカ」
→18年連続☆ - 江部敏史さん「コルテジーア」
→5年連続ビブグルマン - 古村和也さん「ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄」→総料理長
- 杉岡憲敏さん「プレゼンテ スギ」
→食べログ4.46 - 橋本直樹さん「フィオレンツァ」
→7年連続ビブグルマン - 仲田睦さん「トラットリア ムツミ」
→イタリアの星付き名店出身
社長への報告
おしまいに
業界として一蓮托生。
コレに尽きますね。
それにしても、甘いなぁ(笑)
ご覧くださりありがとうございました!