【放送日時】2024.12.6(金)
【放送局】NHK
【放送時間】Eテレ金曜20:00~20:45 再放送有
【番組名】あしたも晴れ!人生レシピ
【企画名】心と体を調える
>>関連タグ:
50代からの体や心の不調、その対処法を産婦人科医の高尾美穂先生に教えていただきました。
高尾先生ご自身の、ストレスをためないライフスタイルも必見。
更年期とは?
更年期は、閉経前5年間と閉経後5年間、計10年間を指す。
エストロゲン(女性ホルモン)の分泌がUP↑DOWN↓しながら急激に減る。
エストロゲンの作用は
- 妊娠・出産
- 骨や血管を丈夫に
- コレステロールを調整
- 肌や髪のうるおい・ハリ
- 精神を安定 など。
これが減ると
- ほてり・汗
- 冷え
- 動機・息切れ
- 頭痛
- 肩こり・腰痛・関節痛
- イライラ・憂鬱・不安
- 頻尿
- 膣の乾燥
- 性交痛 などの症状が現れる、これが更年期障害。
卵巣の変化に脳が追い付いていない。
検査の値だけで判断できない。
診療は医師にとっても難しい。
治療法
ホルモン補充療法
- エストロゲンを薬で補う。
- エストロゲン製剤を飲んだり貼ったり入れたり。
- 1~2か月でよくなる。
- 生活に支障が出ていると感じるならば試してみても。
- 薬で乳がんになるリスクが上がる程度は、飲酒して乳がんになるリスクと同等かそれ以下。
- 乳がんを経験した人は使えない。漢方薬などで。
生活習慣の見直し
睡眠時間や質の見直しなど、イライラにはこちらも大事。
ヨガ
筋弛緩法
医療の世界でも行われている筋弛緩法。
「わざと緊張させてからリラックスした方が、リラックスに入りやすい」
睡眠が深くなる効果がある。
- 仰向けになる。
- 手・肩・尻・足先、順番に力を入れて意識的に抜く。
・手をギュッと握って5秒、緩めて20秒。
・肩を耳に寄せるように力を入れて、緩める。
・太ももが浮き上がるように尻に力を入れて、緩める。
・足先に力を入れて、緩める。 - 2を全身一緒にやる。
前向きになれるポーズ
- 足を肩幅に広げて右足を前に踏み出し、左足はつま先立ち。
- 息を吸いながら両手を上に伸ばし、胸を開いて大きく呼吸。
- 目線を上げてニコッと笑う。
- 吐きながら戻す。
- 反対側も同様に。
- 大きく息をすることで気分が前向きに。
肩こりに聞くポーズ
- 体の後ろで手を組む。
- 肘を伸ばし、組んだ手を椅子の背もたれに引っかける。
- 少しずつしゃがみ、気持ちよく伸びる。
ホットフラッシュにおススメ
- 右足を一歩前に出し、右ひざを曲げる。
- 体を少し前に倒し、左かかと、左尻、左肩、左手が一直線になるように。
- おなかに力を入れて、右手を前に出して平行キープ。
ながらヨガ
ヒップサークル
- 皿を洗いながら腰をぐるぐる回す。
代謝を上げる動き
筋トレ的要素。
- 肩幅より広めに足を広げて立つ。
- 5秒かけてゆっくり沈みながら、両手を持ち上げる。
- ゆっくり戻りながら手を引き寄せ、尻を締める。
- 椅子に頼りながらでも。
大きく筋肉を動かせる場所は
・肩関節
→肩をぐるっと回すだけで17の筋肉が収縮・弛緩する。
・股関節
不調に負けないライフスタイル
朝のヨガ
高尾先生の朝はヨガから。
天気が良ければマンションの屋上で30分。
「ヨガは歯磨きみたいなもの。やるとすっきり、やらないと気持ちが悪い」
太陽光を浴びることで、体を活動モードへ切り替えることができる。
「目に太陽が入ると、体が朝だと気付く。気付いたら体を動かす準備をする。心拍数も少しずつ上がり、体温も上がる。休んでいた状態から活動的になるスイッチが入る」
食事
朝食にはタンパク質を必ず一品。
納豆など。
自転車出勤
満員電車が苦手なので。嫌なことは極力避けるようにしている。
息抜き
あ、サントリー?
なるほどね。
「リフレッシュであれば、好きなものを(適量で)ご褒美的に楽しむのはOK」
いすなどを使ってストレッチ。ながらヨガ。
読書。数分でその世界に没頭できる。
仕事などから違うところに意識を向けられるのがリフレッシュ。
診察以外の活動をすることもストレスの解消。
さまざまな活動、かえって疲れない?
「とりあえずやってみて、続くと思ったものは苦にならずに続けていける」
アフター更年期
ホルモンの変動が落ち着き、少なくなった状態で安定している時期。
- 代謝が悪くなり体重増加
- 血管や骨の老化 など。
体重の増加!
何をやってもダメ!落ちない!
わかりみ15kg増えた
これまで以上の生活習慣の見直しが必要…。
ため息しか出らん
番組のケースでは「昼食の麺類」に指摘が。
・麺に塩分、油が含まれている可能性。
・炭水化物以外のものをとる量が減っている。
「ごはんとみそ汁と何か、という食事が、太りにくく、消化もしやすく、代謝も促せる」
「自分の体重を足で支える運動を取り入れる」
10分かけて歩いていたのを、6分で歩くようにスピード調整するなど。
「すっごい好きなものは摂ってもいい、とりあえずのものはパス」
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!