「きょうの料理ビギナーズ」は、料理の基本を丁寧に解説し、初心者に向けてシンプルで失敗の少ないレシピを提供する料理番組で、学び直しにも最適です。
2007年に放送を開始しました。
【放送日】2025.3.11(火)
【放送局】NHK
【放送時間】月~水曜 21:25- 再放送有
【番組名】きょうの料理ビギナーズ
【企画名】買い置き食材でお弁当
【料理人】藤野嘉子
【料理名】ツナと枝豆の混ぜごはん弁当
お弁当生活開始!という方にぴったりの企画「朝つくるお弁当」です。
おかずはメインとサブ1~2品で、朝にパパっとつくれる簡単レシピ。お弁当ならではの調理のコツもマスターするらしい、へ~。
この回は、買い置き食材を上手に使ったお弁当であります。
お弁当作りに便利な道具
- お弁当は少量の食材でつくるので、小さめのフライパンや鍋が便利。
- 卵焼き器も小さめ(1~2人分用なら15~18×10~13cmくらい)が◎
- 小さめのトングやしゃもじも詰めるときに重宝。
お弁当のポイント
傷ませない
- ごはんやおかずを熱いまま詰めると傷みやすい。
- ごはんは冷めると固まって詰めにくくなるので、温かいうちに弁当箱に詰めて冷ます。
- おかずは鍋やフライパンに入れたままおくと冷めにくいので、できたものから、ボウルやバットなどに移して冷ます。
- 詰めたあと、十分冷ましてから蓋をする。
冷めてもおいしい
- おかずは冷めると味がうすく感じられるので、少し濃いめの味つけに。
→濃い味ばかりでは塩分のとりすぎに。 - 下味をしっかりつけたり、風味のよい食材をプラスしたりすると、味にメリハリがつく。
詰める順
- 詰めるのは、ごはん→メイン→サブの順。
- 弁当箱に詰めるときは、
①ごはんを詰めて冷ます
②形のしっかりしたおかず
③柔らかいおかず
※ 肉や魚のメインおかずは、形のしっかりしたものが多いので先に入れ、形が自由になりやすい野菜のサブおかずを後にすると詰めやすい。
※ 弁当用カップにおかずを入れれば、味移りを防ぐことができ、詰めやすくなる。
「ツナと枝豆の混ぜごはん弁当」
- 彩りのよい具材を炒め合わせて、味も見た目も◎な混ぜごはん。
- レンジでつくるかぼちゃの煮物と、卵のおかずで満足度UP!
ツナと枝豆の混ぜごはん:適量
卵のフライ:適量
かぼちゃのレモン甘煮:適量
① ツナと枝豆の混ぜごはんをつくる。
② かぼちゃのレモン甘煮をつくる。
③ 卵のフライをつくる。
④ 弁当箱にツナと枝豆の混ぜごはんを入れる。
⑤ かぼちゃのレモン甘煮は汁けをきってお弁当カップに入れ、卵のフライと詰める。
「ツナと枝豆の混ぜごはん」
- 具材を炒めて温かいごはんに混ぜるだけ。
- ザーサイとごま油の風味で、たちまち中華風に。
ツナ油缶:小1/2缶(35g)
冷凍枝豆:10鞘50g(コーンでもOK)
味付きザーサイ:20g(ほかの漬物でもOK)
にんじん:20g
ごま油:小さじ1
醤油:小さじ1/2
温かいごはん:150g
① 下ごしらえ
・ ツナ(35g)は缶汁をきる。
・ 枝豆(50g)はザルに入れ、流水をかけて解凍し、さやから出す。
・ ニンジン(20g)は5mm角。
・ ザーサイ(20g)は細かく切る。
② 小さめのフライパンにゴマ油(小さじ1)を中火で熱し、ニンジンを1分炒める。
③ 枝豆を加えてサッと炒め、油が回ったらザーサイ、ツナを加えて1分炒める。
④ 醤油(小さじ1/2)を加えて全体に混ぜる。
⑤ ボウルにごはん(150g)を入れて具材を熱いうちに加え、切るようにサックリ混ぜる。
※ 熱いうちに混ぜ合わせるとなじみやすい。
【1人分】440kcal
「卵のフライ」
- 生卵にパン粉をまぶして揚げ焼きに。
- サクサク衣と卵のおいしさで食べごたえ満点。
卵:1個
@トマトケチャップ:大さじ1
@ウスターソース:小さじ1
@レモン汁:小さじ1/2
@ホットペッパーソース:適宜
パン粉:適量
油
① 小さめの容器にパン粉(大さじ2)を入れる。卵(1個)を割り入れ、さらにパン粉(大さじ1)をふりかける。
② 小さめのフライパンに油(大さじ3)を中火、①を静かに入れる。
③ 形を少し整え、スプーンで油をかけながら2分揚げ焼き。
※ 卵には触れない。
④ 下のほうが固まってきたらフライ返しなどで返し、さらに2~3分同様に揚げ焼き。
⑤ キッチンペーパーに取り出して油をきり、冷めたら半分に切る。
⑥ 弁当箱に詰めて、@(トマトケチャップ:大さじ1、ウスターソース:小さじ1、レモン汁:小さじ1/2、ホットペッパーソース:適宜)を混ぜてかける。
【1人分】210kcal
「かぼちゃのレモン甘煮」
- 冷凍かぼちゃを使えば手間いらず。
- レモンの風味とかぼちゃの甘さが相性バツグン。
冷凍かぼちゃ:2~3切れ(80g)
レモン汁:小さじ1
@砂糖:大さじ1
@塩:少々
@水:大さじ1
① 耐熱容器に冷凍カボチャ(80g)を入れ、@(砂糖:大さじ1、塩:少々、水:大さじ1)を順にふってサッと混ぜる。
② 皮を上にしてふんわりラップ、600Wで2分レンチン。
※ 皮を上にして中まで熱を通りやすくする。
③ 取り出して上下返し、粗熱が取れたらレモン汁(小さじ1)を加えて混ぜる。
※ 大きければ詰めやすい大きさに切る。
【1人分】110kcal
朝つくるお弁当
「そぼろ弁当」
「唐揚げのり弁当」
「さけのチーズのっけ焼き弁当」
「照り焼きハンバーグ弁当」
「ツナと枝豆の混ぜごはん弁当」
藤野嘉子さん情報
藤野嘉子さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日: 1957年5月30日
- 出身地: 東京都
- 職業: 料理研究家
- 家族
- 夫はフレンチレストラン「カストール」のシェフ、藤野賢治さん
- 3人の子ども
- 経歴
- 学習院女子高等科卒業後、香川栄養専門学校製菓科に入学
- 在学中から「キューピー3分クッキング」でアシスタントを務め、料理研究家の助手としても活動
- 1985年に独立し、フリーランスの料理研究家として、雑誌やテレビ、料理講習会などで幅広く活動している
- 料理スタイル
- 和食を中心に、洋風や中華などの幅広いジャンルをカバー
- 家庭で簡単に作れるレシピを提案し、自然体で心温まる料理が特徴
- その他
- 夫とともに料理教室を開催し、多数の著書を出版
- シンプルで心豊かな生活を実践するため、小さな家に転居して暮らしている
おしまいに
みんなの味方、買い置き食材!
缶詰や冷凍食品、漬物などの備蓄品をは、お弁当づくりにも役立つ。
「ツナと枝豆の混ぜご飯」は、枝豆→コーン缶、ザーサイ→ほかの漬物にしたり、アレンジ∞。
ちりめんじゃこや桜えびなどは味つけにも使えて優秀!
最後までお付き合いくださりありがとうございました。