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2/20【トリセツショー】緑内障の取説|早期発見のためのセルフチェック

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あしたが変わるトリセツショー」は、食・健康・生活など、あらゆるテーマを最新科学と実験・調査に基づいて解き明かし、真のお役立ち情報満載の「トリセツ」(取扱説明書)を視聴者に提供する、大まじめなバラエティ番組です。

毎回「あしたがちょっと幸せになるお得ワザ」をたくさん紹介しています。

【放送日】2025.2.20(木)
【放送局】NHK
【放送時間】木曜 19:30~20:15 再放送有
【番組名】あしたが変わるトリセツショー
【企画名】緑内障
【MC】石原さとみ

>>関連タグトリセツショー   

今回は「緑内障」のトリセツです。

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緑内障は気づきにくい?

緑内障とは?

  • 緑内障とは、見る能力がどんどん衰えていき、最悪の場合、失明に至ってしまう病気
  • 目が緑色になるなどの変化はない
  • 自覚症状がほとんどなく早期発見が極めて難しい
  • 全国の患者数は推定490万人
  • 40歳以上では20人に1人、70歳以上では10人に1人以上が緑内障というデータもある
  • 白内障は、目の中の水晶体が白く濁ってしまう病気で、年をとると多くの人がかかるが、手術で治療できる。緑内障とは関係ない

緑内障で衰えるのは?

  • 早期に治療を開始すれば、病気の進行を緩やかにできるにもかかわらず、緑内障患者のおよそ9割が病気に気づいていない
    (出典:日本緑内障学会多治見疫学調査報告書,2012,日本緑内障学会)
  • 患者さんに共通していたのが「不思議な体験」
    • 前から来た人が見えていたのにぶつかってしまう
    • 読書中、無意識に文章を読み飛ばす
    • バスのステップを踏み外す
  • 緑内障によって衰える「見る能力」、それは「視野」
  • 緑内障とは、徐々に視野が欠けていく病気

視野が欠けても気づけないワケ

  • 「視野の欠け」といっても、実際の見え方は極めて自然
  • 脳は、病気とは関係なく常に見え方の補完をしている
  • そのことで緑内障の症状が出始めても、視野の欠けに気づけない

脳の補完を体感

「盲点」は見つけることができる。

盲点体験

  1. まず右目を手でふさぐ
  2. 左目で赤いテントウムシを見る
  3. そのままゆっくり画像に近づいたり離れたり
  • 突然クローバーが消えたら、そこが「盲点」で実際は見えていない点。
  • クローバーが見えなくなり、花で埋め尽くされている⁉
    →それこそが、視野の欠けを、脳が、見えているように補っている状態。

緑内障は早期発見できる

緑内障と大きく関係しているのが「眼圧

「眼圧」とは?

  • 眼球の前側は「房水(ぼうすい)」と呼ばれる栄養分を運ぶ水が循環している。
  • 房水によって、目の中で内側から外側へ圧力がかかる、これが「眼圧
  • 眼圧がかかっていることによって眼球は球形を保つことができる
  • 房水が何らかの理由で増えすぎると眼圧が高くなる

「眼圧」が高くなると?

圧迫されて壊された場所が「視野の欠け」になる。

緑内障セルフチェック

緑内障中期では、目の神経が半分近くなくなっている。しかし見えにくさなどの自覚症状が出るのは、中期を過ぎてから!

自覚症状がない初期に見つけるには?

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早期発見セルフチェック

早期発見のための「緑内障になりやすい人」チェック

すでに症状が出始めている人へ「よくある症状」チェック

作成・監修 : たじみ岩瀬眼科 岩瀬愛子/日本緑内障学会理事長 庄司信行

①「なりやすい人」チェック

 □眼圧が高いと言われたことがある

 □家族に緑内障の人がいる
  かつ以下のどちらかに該当する
  □強度の近視である
  □遠視である(70歳以上の女性)

※「眼圧が高いと言われたことがある」人
→ 眼科受診の検討を!

 眼圧が高くなくても、網膜の神経が弱いために損傷するタイプも(正常眼圧緑内障)
→ 日本人の緑内障の7割がこのタイプ
※ 残りの3割は眼圧が高いタイプ。眼圧が高いタイプの緑内障は進行が早く、早期発見が重要
※ 家族に緑内障の人がいて、強度の近視 (視力検査のいちばん上が見えない) だと緑内障のリスクが高くなる。また、家族に緑内障の人がいて、遠視で70歳以上の女性は、進行が早い緑内障になる場合がある。

②「よくある症状」チェック

 □左右の目で見える範囲や明るさが違う
 □視線をパッと動かした瞬間に見えにくい
 □パソコン作業時マウスポインターを見失ってしまう
 □テーブルの上の小鉢に気づかず残す
 □急須から湯飲みにお茶がうまく入らない
 □車庫入れが下手になってよくこする  
 □メガネが合わずいくつも持っている
 □メガネがいつも汚れているような気がする
 □人混みで人にぶつかる
 □階段や乗り物のステップを踏み外す
 □ごみ箱など足元にあるものにぶつかってしまう
 □文章を読み飛ばしてしまい話がつながらない

  • よくある症状チェックに1つでも該当した人
    →眼科受診を検討!
  • 緑内障は年齢を重ねるほどリスクが高まる
    →40歳以上の人は眼科検診が大切
  • これら検査は1年に1回など定期的に受けることが重要

緑内障の検査と治療

緑内障診断のための検査

  • 目の奥の画像を撮影する眼底検査
    →ほとんどの眼科で受けられ、実際に神経がダメージを受けているかどうか比較的早期に見ることができる

緑内障の治療

緑内障の唯一の治療は、眼圧を下げること。
(正常眼圧緑内障の場合も)

① 主な方法は目薬

  • 緑内障治療の目薬は基本的には一生続けるもの
  • 症状が進行してないか定期検査も大切
  • 眼圧の下がりがよくない場合は、目薬を2~4種類ほど組み合わせて使う

② 目薬で進行が止まらなかった場合は手術も

  • きちんと治療を続けることで病気の進行を遅らせることが可能
  • 緑内障の治療は継続が大切
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視野のかけと向き合う工夫

ドライビングシミュレーターで視野のかけを自覚
→注意深く運転するようになった
→運転を継続した73例中、運転外来を受診後に事故を起こしたのは二人
(ドアやタイヤをこするなど軽微なもの)

検査や治療で受診したい場合

眼科専門医がおすすめ。

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己のうっかりは緑内障から来てるのかも?
と疑って受診←自戒。

最後までお付き合いくださりありがとうございました!

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