「あさイチ」は、NHKが生放送でお届けする情報番組。視聴者に役立つ生活実用情報から、身近な社会問題、エンターテインメントまで、旬の話題を深掘りしています。
生活がちょっと楽しくなり、気持ちが軽くなるような内容が満載です。
キャスターを務めるのは、博多華丸・大吉さんと鈴木奈穂子アナ。彼らの親しみやすいトークと多彩なコーナーが、毎朝のスタートを明るく彩ります。
産婦人科医・高尾美穂さん。
生理の知識をアップデート。
親はどうする?
親に話せない
子「母親は近すぎて話せない」
子「心配されて苦しくなっちゃう」
娘が生理を隠したがる
子「生理の話はしたくない」
子「親の生理に気付けなかった、隠してた?自分もそうしなきゃ?」
子「親が生理になってる一面を見せてくれてたら話しやすかったかも」
※ 母親自身の生理について話して欲しい。
ナプキンを使ってくれない
子「袋を破くときのビリビリ音で、周りに気付かれそう」
子「女子になっていくのが怖かった、自分のパーソナリティに生理が入ることが受け入れられなかった」
子「そっとしておいて欲しい」
子「つけない理由より、状況の打開策を考えて欲しい」
ピース型のナプキン
- ショーツに貼る、ではない!
- ナプキンとカラダの間のスキマに挟む。
- 全部流せる。
- 音も立たない。
- 子「心的負担が少ない」
- 子「説明書とともに、そっと置いといて」
※ ナプキンと併用の商品。
給水ショーツ
- 量によってはコレで。
婦人科受診=内診?
- 女性ヘルスケア専門医!(日本女性医学学会)
→生理・更年期など女性ホルモンにまつわる治療のプロ。 - プライバシーを尊重するため本人とだけ問診も。
- 内診を考えると子どもを婦人科に連れて行きにくい。
→ムリに内診はしてない。 - 腹部エコー検査、ある程度はお腹の上から超音波で診ることができる。
- 10代はガンなどの大きな病気が潜むことが少ないためお腹の上から状態確認。
- 細かなチェックができるのは経腟・経腸エコー検査。
月経困難症
- つらいのは病気!
- 体質ではない。
- 生活に支障をきたす状態は「月経困難症」の診断がつき治療の対象。
- 10代から治療した方が良い。
- 黄体ホルモン製剤も有効。
低用量ピル
- ホルモン剤の一種。
- 生理のコントロールが出来て、出血がいつ来るか決められる。
- 飲んでいる期間は経血は出ない、休むと少量出る。
- 毎日決まった時間に飲むことで生理痛を減らす効果がある。
- 月経困難症の治療薬で保険適用。
- ジェネリックも。ひと月1,000円前後のものも。
- 初潮後なら子どもでも服用可能。
- 1か月単位の処方、合わなければ薬を変えられる(複数種類がある)
- 飲み薬なのでイヤならやめてもよい。
- 初めてホルモン剤を飲むときは、どの薬を服用しても具合が悪くなる場合もあるが、飲むうちに慣れる。
- 大きな副作用は血栓症。
- 肥満、喫煙者は服用できない。
- ピル=避妊薬の考えは捨てよう。
Q&A
Q:将来の妊娠・出産への影響は?
A:影響しない。
→歴史ある薬で信頼できる。6年以上長く服用しても影響はない。
Q:生理を薬で止めるのは体に悪いのでは?
A:子宮や卵巣を休ませるメリットが。
Q:ピルを飲むと太る?
A:因果関係はない。
Q:吐き気の程度は?
A:服用者の7%が経験。
生理痛治療のメリット
- 生理痛が重い場合、子宮内膜症のリスクが2.6倍。
- 子宮内膜症
・生理中の痛みが慢性的に起きる。
・不妊の原因になりうる。
・卵巣がんなどのリスクも上がる。
10代の無月経
- 生理が止まる。
- エネルギー不足が原因(ストレスの一つ)
- 骨折のリスクもあがる。
- 3食+おにぎりはスポーツによる無月経の治療法。
- おやつのタイミングでカステラのケースも。
- 生理が3か月止まると無月経の診断。
親が治療を妨げる?
- ママブロック。
- 自分が使ってない薬を子に使いたくない心理。
- 世の中は進化している、アップデートしましょう(笑)
- 経験のない父親が意見してくれることも大事。
Q&A
Q:生理痛にはどの種類の痛み止めが効くの?
A:15歳未満にはアセトアミノフェン。薬剤師さんに相談。
A:15歳以上なら市販薬OK。何に効いて欲しいかで選ぶ。
※ 早めに飲む!痛みの経験があるなら、ちょっと痛みが出てきたくらいのタイミングで。
※ 用法・容量を守って。
※ 飲み続けて効かなくなることはない、耐性がつくことはない。
※ 効かないのは飲むタイミングに問題があるか、子宮内膜症などが進んでいる可能性も。婦人科に相談。
Q:初潮後、メンタルの浮き沈みが大きくなった。本人にも戸惑いが。
A:低用量ピルはメンタルの不調にも有効な種類がある(生理前の不調なら保険適用外)
Q:生理前・生理中の頭痛。
A:片頭痛(偏頭痛)が多く痛みが強い。エストロゲンの変動によって引き起こされる。
A:市販薬ではカバーできないことが多いので、片頭痛専用の治療薬での対処が◎
おしまいに
学校の休み時間が短すぎてナプキンが変えられない?
「お母さんから渡されるポーチがイヤだった」(笑)
「自分の生理痛は陣痛と同じだった」
↑分かりみ。短期集中分?陣痛の方が楽だった記憶さえある(ポロリ出産組)
生理問題がここまでオープンになってる世の中に驚きを隠せない世代です。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。