「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明してくれるので、視聴者が再現しやすい料理番組であります。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しめること請け合いです!
【放送日】2025年12月1日(月)
【放送局】NHK
【番組名】きょうの料理
【本放送】Eテレ 月~水曜 21:00-21:24
【再放送】Eテレ 火・水・翌月曜 11:30-11:54 総合 木曜 11:05~11:29
【企画名】蒸しおかず決定版
【料理人】ワタナベマキ
【料理名】蒸し野菜
難しいコツが要らない蒸しおかず。
蒸しおかず決定版
ワタナベマキさん【せいろ蒸し】
「蒸し野菜」
「タラとじゃがいもの柚子こしょうバター蒸し」
「しょうゆ鶏」
吉田勝彦さん【フライパン蒸し】
「蒸し豚」
「蒸し魚」
「蒸しナムル」
主な蒸し道具
せいろ
- 竹や木でつくられた蒸し器。
- 蒸気の上がった鍋の上に置いて蒸す
- 蓋と食材を入れる段をセットで使い、段を重ねると蒸せる量が増える
- ここでは直径24cmを使用
蒸し器
- 金属製の蒸し器
- 下段で湯を沸かし、上段に食材や耐熱の器を並べて蒸す
- 蒸し方は基本的にせいろと同じ
折りたたみ蒸し器
- 鍋やフライパンの底に直接敷き、食材を並べて湯を沸かして蒸す
- 大きさを変えられる
蒸し板
- 鍋やフライパンとせいろの間にかませて使う
基本の「せいろ蒸し」
基本の蒸し方
- 水でぬらす
- 使う前にせいろをサッとぬらし、焦げにくくする
- オーブンペーパーを敷き、具材をのせる
- オーブン用の紙は外にはみ出しすぎないようにし、せいろを煮汁や油から保護する
- 根菜や厚みのある肉など、火の通りにくい具材は下に並べる
- 耐熱皿をのせて蒸す料理のとき
- 蒸気の通り道をつくる
- せいろと皿の間に箸をはさんで底上げすると、 蒸気が全体に回りやすくなる
- 湯はたっぷり
- せいろに蒸気をしっかり上げるため、湯は常にグラグラ沸騰させておく
- 長時間蒸す場合は、途中で湯の量を確認し、湯(適宜)を足す
- 常に強火で
- いよいよせいろをのせて蒸していく
- せいろ蒸しは強火が基本
- 使い終わったら乾燥
- せいろは基本的に洗わず、使用後は布などで拭き、しっかり乾燥させる
- においが気になる場合はたわしで軽く水洗い
せいろ蒸しのいいところ
- 蒸すことで素材の味が濃く、うまみがしっかり味わえるので、うす味でも満足感たっぷり
- ゆでたり焼いたりするより、水分が逃げないので肉や魚がふっくら、しっとり仕上がる
- 調理器具と皿、両方を兼ね備えているので、洗い物が少ない
- せいろ蒸しは基本的に常に強火
- 火加減の調整が必要ないので失敗知らず
せいろ初心者へ
- 2~3人用にぴったりなのは、 直径20~24cmのせいろ
- 2段あると、下の段で肉、上の段で野菜を蒸したり、下の段でおかずをつくりながら、上の段でご飯を温めるなど、効率的にコンロを使える
- 直径27~30cmのせいろなら、 耐熱皿を入れて蒸すのに便利
- 竹や杉などでつくられた安価なせいろも流通している。 ひのきのせいろは、竹や杉に比べると高価だが長く使える
「蒸し野菜」
- 蒸気の力で「しっとりふっくら・あっさり」仕上がり、いつもの食材も驚くほどのおいしさに
- 素材のウマミを逃がさず蒸し上げるので、冬の野菜も、より濃い味に
れんこん:200g
にんじん:1本(150g)
里芋:6~8個(250~300g)
ブロッコリー:1/3個(150g)
【すりごまみそ】
白すりごま:大さじ1
煮切りみりん:大さじ1
みそ:大さじ1
【アンチョビオリーブ】
アンチョビフィレ:2枚分
おろしにんにく:小さじ1/4
オリーブ油:大さじ1
バルサミコ酢:小さじ2
【黒酢しょうが醤油】
おろししょうが:1片分
黒酢:大さじ1
醤油:大さじ1
① 下ごしらえ
・ レンコン(200g)はよく洗って、皮ごと2cm厚さの輪切り。サッと水にさらして水けをきる。
・ ニンジン(150g)はよく洗って皮ごと4~6つ割り。
※ ニンジンは縦に切ることで、柔らかくなりすぎず、ほかの野菜と同じタイミングで火が通る。
・ 里芋(250g~300g)はたわしでしっかり洗う。
・ ブロッコリー(150g)は小房に分ける。
・ アンチョビフィレはみじん切り。
・ 【すりゴマ味噌】【アンチョビオリーブ】【黒酢ショウガ醤油】はそれぞれよく混ぜ合わせる。
② せいろにレンコン、ニンジン、里芋を並べて蓋。
※ 火の通りにくい里芋は、重ならないようにせいろに並べる。あとから加えるブロッコリーの場所をあけておく。
③ たっぷりの湯を沸かした鍋にのせ、強火で15~20分蒸す。
④ ブロッコリーを加え、蓋をして2分蒸す。
⑤ 野菜に竹串を刺してスッと通ったら火から下ろす。
⑥ 3種のタレを添える。
【1人分】310kcal 塩分3.0g
ワタナベマキさん情報
ワタナベマキさんについて簡単にまとめました。
- 生年:1976年?
- 出身地:神奈川県?
- 職業:料理研究家
- 家族構成:夫と一児の3人家族?
- 経歴:グラフィックデザイナーを経て料理家に転身
- 料理スタイル
- 四季折々の食材を楽しむ、 つくりやすいレシピが人気
- 忙しい日々でも実践できるアイデアいっぱいのレシピを提案
- 和食を中心としつつ、エスニックや保存食にも造詣が深い
- 活動:「サルビア給食室」を立ち上げ、料理教室・書籍・雑誌・広告など幅広く活躍
- 備考:フランス料理や洋菓子が得意な料理家・渡辺麻紀(わたなべ まき)さんとは別人
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!


