「あさイチ」は、NHKが生放送でお届けする情報番組。視聴者に役立つ生活実用情報から、身近な社会問題、エンターテインメントまで、旬の話題を深掘りしています。
生活がちょっと楽しくなり、気持ちが軽くなるような内容が満載です。
キャスターを務めるのは、博多華丸・大吉さんと鈴木奈穂子アナ。彼らの親しみやすいトークと多彩なコーナーが、毎朝のスタートを明るく彩ります。
もはや国なんか信用できない、目を覆いたくなるような年金問題。でも見ないふりはダメなんですよね?(笑)現実を知って、少しでも策を講じなければ。
ファイナンシャル・プランナー:深田晶恵さん
なぜ女性の年金が少ない?
▷国民年金:20歳以上60歳未満のすべての人が加入
▷厚生年金:2階建て部分。会社員・公務員などが加入
→収入や加入期間によって増減するもの
→女性は結婚して仕事をやめたりすることで加入期間が短かかったり、賃金が低かったりで、年金額が少ない…
男女差ではなく収入差!
(そもそもの収入格差はここではおいておくとして)
厚労省「現役時代の賃金総額が同じであれば、男女問わず年金額も同額になるように設計されている。その上で女性の平均年金額が少ない要因としては、現役時代の賃金や就労期間(厚生年金加入期間)の差が存在することが考えられる」
その通りですわ、分かってるのよそんなこと。だから、働き方や家庭仕事・育児・介護の負担、扶養控除などに議論が移っていくんでしょ?そして少子化問題へって
これだけはやろう
自分の年金額を知る
年金定期便で
左頁の棒グラフ
▷50歳以上:「老齢年金の見込額」
→60歳まで同じように支払ったら65歳からもらえるであろう年金額(年額)
▷49歳まで:「これまでの加入実績に応じた年金額」
→あくまで目安!今後払っていけば増えていく数字
→年金定期便右下の二次元コードをスマホで読み取ると、現在の状況で支払い続けた場合の年金額に近い数字が分かる
公的年金シミュレーターで
公的年金シミュレーターに入力して試算。
老後の生活費を知る
▷65歳以上の単身世帯
約14.5万円/月
(住居1.3万円とは?)
▷65歳以上の夫婦のみの世帯
約25.1万円/月
離婚した場合
妻は、結婚を機に退職、3号被保険者に
夫は、会社員(厚生年金加入)
というケースで。
年金分割:年金額の高いほうから低いほうに、婚姻期間中の厚生年金の最大半額を分割できる。
※2008年にできた制度。
・2008年以降は手続きすれば自動的に分割。
・それ以前は離婚した夫の同意または裁判所の調停などが必要!
・離婚して2年以内に申請しなければならない。
夫婦ともに自営業などでは使えない制度。
女の遺族年金
男が先に逝くと統計にあるからして。
遺族厚生年金
自身の国民年金+亡くなった相方の厚生年金の3/4(自身の厚生年金額含めて)
ってことですか?
含んじゃうのね?加算じゃないのね?
遺族厚生年金見直し案
子どものいない夫婦や子どもが成人した夫婦の遺族厚生年金は原則5年間の有期給付に移行する という案
自身が60歳以上であれば現行と変わらず終身の給付
なんともはや。
遺族基礎年金
- 国民年金のみの場合も受け取れる。
- 子どもが18歳になる年度末まで。
(障害年金の障害等級が1級・2級の状態にある子どもの場20歳未満になるまで)
覚悟と備え?
国民年金組は厚生年金の部分がないので(払ってないからね)
- 保険
- 仕事
- 貯蓄
で備えておきなさい、と。
繰上げ・繰下げ
繰下げ
- 最大75歳まで繰下げられ。
- 1か月遅らせるごとに0.7%ずつ増額。
- 最大84%増額。
年100万円の場合、70歳で142万円、75歳で184万円
繰下げポイント
- 65歳以上になっても仕事がある。
- 個人年金などの収入がある。
- 女性で年金が少ない。
- 国民年金と厚生年金は別々に繰下げ可能。
- 年金にも税金や保険料の負担がある!年金が増えると当然負担も増える!
繰上げ
- 60歳まで繰上げられる。
- 1か月早めるごとに0.4%ずつ減額。
年100万円の場合、60歳で76万円
繰上げポイント
- 繰上げを勧める専門家はあまりいない(笑)
未納期間
- 免除申請なし
→最大2年1か月以内は納付可能 - 免除申請済み
→10年以内は追納可能 - 60~65歳までは任意加入で加入期間を伸ばせる。
年金だけでは暮らせない
老後資金は自分で貯めておくのが日本での生き方。
「老後のお金はお化け屋敷」
どんなお化けが出てくるか分からないから怖い。
こういう場面でこういうお化けが出てくるとわかっていれば怖くない。
お金も同じ。
正体を知っていれば怖くない⁉
こうしておけば…
年金受給者の声
- 年金だけでは足らないため、今も働かざるを得ません。もっと早く気がつけば何か備えができたと後悔。
- 若いころは生活で精一杯だったが、老後のために少しでも貯蓄しておけばよかった。今、パートでコツコツ貯蓄中(70代)
- 退職してすぐは、健康保険や住民税など税金が高額かかるので、その準備も必要!
- 親を亡くして実家じまい、子の負担が本当に厳しい。
- 家計の足しにするつもりで、子育てが終わってから年金を受け取るまで毎月貯金。
- 若いころから年金について知っていれば。こういうことこそ中高の授業で教えてほしい!
- 国民年金のみの人に対しての対策は?(国民年金基金やiDeCoを使って自力で増やす)
- 若いころの給与を天引き、とにかく貯める!
参考記事
おしまいに
少ない年金からも税金や社会保険料が引かれる!
手取りは85~90%程度…。
長生きなんかするものじゃないですな(笑)
高額療養費引き上げの問題もあるし。
国の狙いはいったい何なのかしら?
最後までお付き合いくださりありがとうございました。