「きょうの料理」は
- 四季折々の食材を楽しむ喜び
- 料理を作る喜び
- それを誰かに食べてもらう喜び
を60年以上伝え続けています。
料理家がおいしいレシピを丁寧に説明するので、視聴者が再現しやすい料理番組です。料理初心者から上級者まで、幅広い視聴者が楽しんでいます。
【放送日】2024.11.6(水)
【放送局】NHK
【放送時間】Eテレ 月~水曜 21:00-21:24 再放送有
【番組名】きょうの料理
【企画名】ふつうにおいしいもん
【料理人】土井善晴
【料理名】豚まいたけ/豚ねぎ
土井先生は
「毎日食べても飽きることのない、持続可能な家庭料理のあり方」を追求しておいでです。
「ふつうにおいしいもん」は、安定の定番料理を、つくりやすいレシピで自分のものにし、おいしくする知恵を授けてくださる人気シリーズであります。
土井節「お料理で苦しむなんて時代遅れやぞ~!」
肉を蒸し炒めするレシピと、焼き付けるレシピ、対照的な2品で土井節炸裂でした(笑)
「豚まいたけ」
- 豚肉の厚みを生かしてカットし、舞茸の水分を生かして、温度を上げないで蒸すようにじっくり炒めるレシピ。
- 目と耳で観察。
「『味つけは好みで』とは、好みや体調、ほかのおかずとのバランスなど、いろいろと考えて決める、ということ。元気なのか、穏やかに過ごしたいのか。ご飯のおかずなのか、お酒のあてなのか。自分の思いを込めて、自由につくり上げればええんです」
豚バラブロック:120g
まいたけ:100g
塩:小さじ1/2
酒:大さじ1
@は好みで!
@砂糖:小さじ1
@醤油:小さじ1/2
@酢:大さじ1
粉ざんしょう:適宜
植物油
豚肉は厚みを残して斜めに切る
塩をする
① 下ごしらえ
・ 舞茸は「キノコらしく」手で食べやすく分ける。
・ 豚肉は5mm厚さのそぎ切り、塩をふる。
※ 先端が三角になるように。
※ 豚肉は少し斜めに切ることで、 厚い部分と薄い部分の食感の変化を楽しむ。
混ぜながら炒める
② フライパンに植物油(大さじ1/2)、 舞茸、豚肉を入れて中火。
③ 4~5分ゆっくり混ぜながら、焼き色をつけないように火を通す。
「菜箸と木べらを使い、外から内へ、返すように動かしながら、絶えず混ぜ合わせる。舞茸から出る水分を行き渡らせながら、柔らかく火を通すイメージ」
味つけは好みで
④ 酒を振り、好みで@を加え混ぜながら煮詰める。
⑤ 器に盛り、好みで粉山椒をふる。
※ 豚肉に塩をしてあるので、調味料は加えなくても、好みのものだけ入れても◎
【1人分】260kcal 塩分1.6g
「豚ねぎ」
【前代未聞】土井先生、2品なのに「巻き」が入ってしまう!
豚バラブロック:120g
ねぎ:1本(100g)
@酒:大さじ1
@醤油:大さじ2/3
@砂糖:大さじ1/2
七味とうがらし:適宜
植物油
塩はふらない
① 下ごしらえ
・ ネギは2cm長さのブツ切り。
※ ネギ鉄砲にならない長さ、愛。
・ 豚肉は1cm厚さ。
・ @は混ぜ合わせる。
動かさずに焼き色をつける
② フライパンに植物油(大さじ1/2)を入れ、ネギ、豚肉を重ならないように入れて中火、動かさずに4~5分そのまま焼く。
※ ネギと豚肉に焼き色がつくまで触らない!じっくり焼きつける。
合わせ調味料をからめる
③ 8割火が通ったら肉を返して@を加え、よくからめる。
「両面焼き色がついたらそれは焼きすぎ」
④ 器に盛り、好みで七味唐辛子をふる。
【1人分】280kcal 塩分0.9g
おすすめ土井レシピ
土井善晴さん情報
土井善晴(どい よしはる)さんについて簡単にまとめました。
- 生年月日:1957年2月8日
- 出身地:大阪府
- 職業:料理研究家、フードプロデューサー
- 家族
- 父:料理研究家・土井勝さん
- 母:家庭料理研究家・土井信子さん
- 経歴
- 明星高等学校、芦屋大学教育学部産業教育学科を卒業
- スイスとフランスでフランス料理を学び、大阪の「味吉兆」で日本料理を修業
- 1992年に「おいしいもの研究所」を設立し、独自の活動を開始
- 料理スタイル
- 「一汁一菜」を提唱し、家庭料理の簡素さと健康を重視
- ごはんと具だくさんの味噌汁を基本とし、日本の伝統的な食事の重要性を強調
- その他
- 十文字学園女子大学特別招聘教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員
- 2022年、文化庁長官表彰を受賞
- 映画「土を喰らう十二ヶ月」の料理監修を担当
- 「一汁一菜でよいという提案」など、家庭料理に関する多数の書籍を執筆
おしまいに
最後までお付き合いくださりありがとうございました!