ワケあって、福島駅から奥羽本線なるものに乗って米沢を目指した記録です。
(2020年10月下旬、2024年5月上旬)
本数が少なくて驚いたのなんの。
いっそもう少し時間が空けば、福島駅周辺で「古関裕而」の何かしらが見れたかもしれないな。
リサーチ不足でした。
そうリサーチ不足…。
反省と感謝の旅記録であります。
「峠駅」とは?
峠駅とは、福島⇔米沢間にある無人の秘境駅だそうです。
(福島→笹木野→庭坂→板谷→峠→大沢→関根→米沢)
駅に着いたはずなのに暗い!?
何が起こってるのかしら?
何かに覆われてる?
???
いきなりやられました(笑)
島式ホーム1面2線を有する地上駅。警報機と遮断機付きの構内踏切がある。米沢駅管理の無人駅。
板谷峠は急勾配と豪雪による難所として知られ、山形新幹線開業まで普通列車はスイッチバックで登っていた。このため、複雑な線路やポイントなどの施設が駅構内に設けられ、それらは雪から守るためスノーシェルターで覆われていた。同新幹線開業にともなう改良と電車化によりスイッチバックは廃止されたが、スノーシェルターは新たに設けられたホームの覆屋として流用され、上下線も含めて大きく覆った構造から独特の雰囲気となっている。
へぇーーー。
この豪雪地によく線路を通したなぁ。
峠駅は1899年開業。
2020年の秘境駅ランキング15位であります。
峠の力餅
2020年10月のレポ
その峠駅に列車が停車するやいなや、ザワつく車内。
…あれ?
…もしや?
聞いた事ない筈なんだけど、なんとなくノスタルジーな声が。
「ちから~もちぃ~♪」
えええっ?
おおおっ!
そういうことか!
しまったー。
名物、力餅の立ち売りです。
ココだったのか~!
知ってる人は準備万端。
扉が開くと、ササっと降りてサクッと購入したっぽい。
お見事。
朝日新聞社動画
再び走り出してしまった車内でこちとら呆然ですよ…。
しまった!
勉強不足だった…。
こんなチャンス二度とないのに!
だって普段は米沢まで新幹線利用するんだもん。
お宝を手になさった方はいそいそと封を開け、整然と並んだ白いお肌とご対面を果たしておいでです。
素敵なてっちゃん
と、その戦利品をお持ちのおじさまが周囲の乗客に
「いかがですか?」
とふるまい始めたではありませんか!
なんて心意気!
当方にも1つ分けて下さり、厚かましくも写真まで撮らせていただいた次第です。
いやぁ、柔らかもっちもち、若干塩気が感じられるも優しい甘さ。
てか彼の心遣いが染み入ったのかもしれませんね。
降り際、同じように頂戴した若い男の子が
「ごちそうさまでした」
と、きちんと挨拶していらしたのもほっこり気持ちよかったな。
有り難くおいしくいただきました。
ごちそうさまでした。
コロナの心配とか吹っ飛んでたわ
2024年5月のレポ
今回は張り切ってリベンジですよ、千円札を握りしめて乗車です。
でもまずは車内で清算を済ませました、福島駅をPASMOで入場してしまったのでね。
2車両とはいえ車掌さんは同類への対応でご多忙です。
お手間をとらせてすみません。
そうです、米沢駅はICカードに対応していないんです。(在来線)
新幹線はピッとできるけどさ。
さてさて、本題に参りましょう。
力餅入手には電話予約が必要で(!)
「もしかしたら売ってないかもしれませんね」
なんて会話が、車掌さんと会社員さんから聞こえてきてHPを減らしたものの、峠駅で立ち売りのおじさまを発見し、列車停車するなり年甲斐もなく真っ先に開ボタンを押して飛び降りました。てへ。
あるかな?
あるかな?
あった~!
まだあった~!
喜びもひとしおです、ふふふ。
減らしたHP回復(笑)
あれ?
「ちから~もち~」の声、聞こえなかったかも?
感想
・一口サイズ&思ったほど甘くないので食べやすいかも。パッケージに書いてあった通り炙って食べてみたい。
・フォルムがかわいい。
・もっちりモチモチというよりは餅にしては歯切れが良い感じ。なのでうっかりパクパクいけちゃうけど、しっかり餅なので注意。
・鈍行での移動疲れにもってこい。
・おばあの味がする。
・確実に一人では食べ切れないのでシェアハピしましょう。
パッケージ左端縦書きコメ
「大福餅ですので堅くなりましたらフライパンに少々の油を入れて餅の両面を焼いてたべて下さい、オツな味でおいしくいただけます」
↑一息
新幹線では買えない
こちらの「峠の力餅」は新幹線の車内販売で取り扱っていた商品とは別物であります。
あちらは米沢の分店が作っているとのこと、商品名のみ共有している状態なんだそうです。
この秘境でのみ楽しめるお餅なのです、尊い…。
お先にトクだ値スペシャル
今回の旅はJR東日本の新幹線半額キャンペーン「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」を利用しました。
区間限定商品のため、関東⇔福島は新幹線を利用して乗車券までマルっと半額、福島⇔米沢は鈍行を利用した次第です。
浮いた分は肉にBET!
望まない鈍行の選択だったのに素敵な出会いがあるから旅って面白いですね。
おまけの「立ちソバ」恋慕
当方、鉄道に思い入れはないタチなのですが(笑)
「礼二・友近の妄想トレイン」という番組が大好きでして。
南田マネージャーや土屋くんも出ていますね。
好きmen、タモリ倶楽部とかぶるな
居ながらに旅した気分になれるのが面白くて、もう一度見たい回もたくさんあります。
転勤族には懐かしい映像がたくさん
乗り換えが忙しくてついつい疎かにしがちだけれど、同番組で紹介していた立ち食いソバの春菊天でもチャレンジしてみようかな?
米沢駅にも立ちソバのお店がありましたが、満腹でスルーしてしまいました。
米沢らしい「だしそば」試したかったなぁ。
残念。
おしまいに
峠駅の停車時間はわずか30秒らしいですが、ドキドキわくわくがギュッと詰まっていました。
もしまごついても、目の前で扉を閉めて駅に取り残すようなマネはしないそうですのでご安心を!
そして福島駅前のイトヨーが閉店してしまいました。
しんみり。
時間潰すのに最適だったのになぁ←おいっ
次回からコラッセONLYになってしまったよ。
最後までたどり着いてくださりありがとうございます!
あなたの旅も善きものでありますように。